急に暑くなってきて身体も戸惑う「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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作詞/作曲:つんく♂
発売日:1998年9月9日(当時平均19.7歳)
売上枚数:49.7万枚(オリコン最高1位)
1998(平成10)年9月発売のモーニング娘。3枚目のシングル曲です。
モーニング娘。が三作目にして初めてオリコン週間1位を獲得した記念すべ曲です。
ただし、この曲でブレイクしたのではなく、前作の2枚目「サマーナイト・タウン」が最高4位ながら41.7万枚を売上げており、ここからブレイクしていた格好です。
メジャーデビュー曲は同じ1998年1月に発売された「モーニング・コーヒー」で最高6位、20.1万枚とデビューから相当の枚数を記録していました。
しかしこのグループは元々は「ASAYAN」のオーディション落選者から構成されたメンバーで当初は5人でしたが、2作目からは2期メンバー3人が追加され8人になっていました。この「抱いてHOLD ON ME!」も同じ8人グループでした。
この当時は、その後の「LOVEマシーン」(最高1位。164.7万枚)などで更に国民的レベルのアイドルグループへと大ブレイクし、文字通り「天下を取った」時期の一歩手前、という頃でした。
今でも「モーニング娘。'22」として連綿と続いているハロプロこと「ハロー!プロジェクト」の筆頭グループであり老舗ですらありますが、そんな今から見比べると、ダンスはだいぶ緩い感じに見えます。ただ歌唱は途中でラップを入れていたり、サビでビブラートをきかせていたり、スキル厨?を惹きつける要素は随所に見られます。
当時20代後半の女性でもカラオケで結構歌われていた印象があり、イマドキな感じの女の子たちが集まって注目され始めた頃だったなと感じますし、また、つんく♂氏プロデュースで動き始めた頃でもあり、そんな話題性やこれからの可能性も多分にあったと感じます。
♪愛がない男ね、と、異性に対して上からみたいな歌詞も当時ならではという感じで、近年のこのグループにはあまり「男」というのは出てこないように思います。作家陣もつんく♂氏以外が増えてきたり、必ずしも恋愛を歌った曲ばかりではないというのもありますが。
あとは、冒頭の歌い方など、割とボソボソっと歌っているような感じで、後のハロプロの歌唱とは随分と違った形にも、今となっては感じ取れます。
もはや既に25年近くも前の曲、つまり親子でいう一代も違い、四半世紀も違う、一時代前ですが、そんなに古さを感じさせない、当時からかなり先を行ってたのかこの時代が既に音楽として成熟していたのか分かりませんが、伊都飲み比べ聴き比べをすると、また色々と新たな発見が出てくるものですね。