連休も終わりすっかり業務モードに戻った「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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発売日:1985年11月1日(当時17歳)
売上枚数:10.4万枚(オリコン最高8位)
1985(昭和60)年11月に発売された吉沢秋絵さんのデビューシングルです。名義としてはこの曲のみ「吉沢秋絵withおニャン子クラブ」で、次の曲から彼女単体名義となります。
当時隆盛を誇っていた「おニャン子クラブ」のメンバーで、この時期からメンバーのソロデビューがスタートし、河合その子さんに続いて2番目にソロデビューを果たしたのが彼女でした。
この曲の個人的イメージは「スケバン刑事の曲」で、「スケバン刑事Ⅱ」の主題歌として初期に使われていました。
主演した南野陽子さんの「さよならのめまい」は挿入歌として使用され、この「なぜ?の嵐」の方が主題歌として前面に出た格好です。当初このドラマで二代目麻宮サキ役は吉沢さんだったという話があり、結局はイメージが違うとの事で南野陽子さんが主演になったようで、主人公サキのフォロワーとして助演に回るようになり、そんな背景から曲の使われ方がこうなったのかもしれないですね。
歌唱の印象として、途切れなく歌ってる感がある意味新鮮でした。
♪よーるがくーろーいかーげのよーうにこのまちかーくーしーてもー、という出だしの部分、音階の移り変わりがきっとあるはずですが、どれも同じ音で聴こえるような気がしました。そのくらい淡々と歌われていた感がありましたね。
♪あいしーちゃーいーけー ないの と、語尾部分だけ早口になる部分は抑揚になっていて面白いと思いますが、随所にメロディーはいいな、と思う部分があります。
作詞はおニャン子楽曲定番の「プロデューサー」秋元康氏ですが、作曲は山梨鐐平氏です。
山梨氏といえば、当時実に多数の歌手へ作曲家として楽曲提供していましたが、一方で自身の作品も長年にわたってリリースしているシンガーソングライターです。楽曲関係でよく目にした名前でしたが、1993(平成5)年長渕剛さん主演の「RUN」に役者として登場した時はビックリしました。それもヒゲを生やしたオカマで余命いくばくもなく、終盤で亡くなってしまう、重要かつ難しい役どころで、ずっと前から役者をやっていたのではないか?と思えるくらい、普通に演技されていた感がありました。
話がそれましたが、この曲について、自分の気持ちを大人は分かってくれない的な内容ですが、個人的に同年代の人が歌っているのを聴くと、当時の自分の多感な頃もオーバーラップしてきて、そういうのを思い出させてくれる曲のひとつでもあります。