今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (91)Dance Beatは夜明けまで/荻野目洋子(1986)

6月もはや下旬へ突入…時の速さについて行けない「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞:森浩美/作曲:NOBODY

発売日:1986(昭和61)年6月10日(当時17歳)

売上枚数:14.8万枚(オリコン最高4位

1986(昭和61)年6月に発売された荻野目洋子さん9枚目のシングル曲です。

 

「荻野目ちゃん」の愛称で親しまれた、歌もダンスもできるアイドルとして、この時期はかなり「旬」だったと個人的に思います。TVなどメディアにも引っ張りだこで、'85年末のダンシング・ヒーロー(最高5位。32.4万枚)でブレイクし、その1年後には、この「Dance Beatは夜明けまで」の次になる「六本木純情派」(最高3位。26.1万枚)で再び20万枚越えを記録しました。

 

この時期は、それらの楽曲以外はだいたい15万枚前後の売上を連続で記録していました。

 

1985(昭和60)年頃からアイドルとしての知名度が上がってきましたが、当初は「荻野目慶子さんの妹」のイメージが先行していた感がありました。

しかしデビューは子供時代からで既に1970年代からの芸歴を誇るベテランで、1979(昭和54)年、「ミルク」という小学生女子3人グループでデビューしています。

 

しかしミルクは翌年には自然消滅状態となり、本格的に芸能活動を再開するのが1983(昭和58)年のアニメ「みゆき」の主人公・若松みゆき役で声優としての仕事でした。

「みゆき」は「タッチ」よりひと足先にアニメ化されて人気の出た、あだち充氏作品で、この当時だと「ナイン」という野球アニメが映画化されたりしていました。余談ですが「みゆき」は当時”実写で”映画化され、みゆきの兄である若松真人役を永瀬正敏さんが演じていました。

 

さて、曲の話に戻ります。

荻野目ちゃんにこんな曲があったな、と思い浮かべる方もいると思いますが、「六本木純情派」ほどの知名度がないと思われ、どんな曲か?と歌詞を引き合いに出すならば♪今夜こそ~Che Che Che Check、My Love…の部分でしょう。

チェッチェッチェッチェッの部分がとっても印象的なんですが、Checkの頭の部分を繰返していたのか、悔しがってる「チェッ」を連呼してたのか、当時よく分かりませんでした、というかろくに考えていませんでした。

 

歌詞をザっと見る限り、いかにもバブル期というか、右肩上がりの時代の曲だなと感じます。ビートもイケイケだし、歌詞もカタカナ豊富でノリのいい感じ。そして、この時代のアイドル歌謡に結構あった♪Woo Baby…のフレーズ、かつてなら男性の曲で女性にむけて放っていたこのフレーズを女性歌手が放つようになる、時代を象徴しているなと感じます。

男女雇用機会均等法が成立したばかりの頃、オンナも前へ出るのよ的な感じを受けましたね。リアルで街に流れていた高一時代に、そんなことまで考えるはずもありませんでしたが、今にして思えば、そういう時代の曲だったな…と思います。

 

この少し後に、長山洋子さんが「ヴィーナス」でブレイクして「W洋子」と言われたり、ボーイッシュなショートヘアで同年代で雰囲気も似ていて、よく比べられていた事を思い出します。

♪ちょっといかしたロンドン・ステップなら… ってディスコ全盛期を思わせますが、たまにはそんな気分で踊ったりもしてみたい、この時代をティーンエイジャーで生きた世代ももはや50を過ぎてます…、でもまだまだあの頃が忘れられない人たちもいっぱいいて、まだそれなりに身体も動くし…という感じで、若ぶるのとは違いますが、若くはいたい、と思う今日この頃です。

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