コロナ感染者20万越えにビックリな「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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発売:1986(昭和61)年7月24日(当時23歳)
売上:4.6万枚(オリコン最高10位)
1986(昭和61)年7月に発売された河合奈保子さん25枚目のシングル曲です。
本日、7月24日は河合奈保子さんの誕生日です。
そして、この曲が発売されたのも奈保子さん23歳の誕生日でした。
●最後の曲
といっても、彼女の最後のシングル曲ではありません。
作詞/売野雅勇氏、作曲/筒美京平氏と、主に20歳を越えてからの多くのシングル曲で組まれたコンビでしたが、この曲を最後に、以降は河合奈保子さん自身が作曲をするようになっていきます。
いわゆる「アーティスト」になる前の最後の曲で、アイドル的に活動していた最後、という事にもなりましょうか。
●最後の曲2
これは個人的な話ですが、河合奈保子さんのシングル曲で、最後に知った曲でした(当時)。これは1989(平成元)年時点での話ですが、オリコン初の1位を獲った「デビュー~Fly Me To Love」(1985年)までのシングルと、自作曲を始めた「十六夜物語」(1987年)以降のシングルは知っていましたが、その「間」の曲を知らず、この「ベスト盤」を買って聴いて知った、という訳です。
その時のベスト盤がこれです。
「PURE GOLD」というもので1989年発売、デビュー曲の「大きな森の小さなお家」(1980年)から、他者提供曲のラストであるこの「刹那の夏」までが収録されている、ベストシングル盤です。
当時2枚組5,000円で買いましたが、そのタイトル通り金のディスクでした。
●売上
前年「デビュー~Fly Me To Love」で唯一のオリコン1位を獲った訳ですが、その後リリースの度に売上枚数が落ちていき、アイドルシーン的に変わっていってるという事もあり、ひと世代下が中心になっているという状況もあったと思います。この曲ではデビュー以来初めて5万枚を割り込み、正直上記のディスクを買うまではこの曲の存在をほぼ知りませんでした。
ラジオで初めて曲名を聞いた時も「セスナの夏?」とか思っていたぐらいでしたので。
●楽曲
淡々としたバラードで、23歳の大人の女性が歌う年齢相応の落ち着いた曲であり、逆に言えばアイドル的な売れ線の曲とは全くの逆を行くタイプの楽曲ともいえると思います。
おっとりした曲調の中に、静かに燃える女の情念が滲み上がってくるような曲で、恋した女は夏のケモノ…見ず知らずの相手と一夜に身を投じる…そんな夏の暴走する自分に「いけない子ね」と戒めてると思ったら、最後は「短い命より長いキスを誰か下さい」と、願望形で綴っていて、それまでの一夜の甘い出来事は、妄想だったのか??と思わせるフレーズでした。