もう7月も終わり、それにしてもめちゃくちゃ暑い…「今日の1曲」。
今日はこの曲!
音源がサイトに載っていませんでした…
You Tubeで適当に探せば見つかりますので割愛します(笑)
作詞/作曲:ジム・スタインマン、ディーン・ピッチフォード
日本語詞:売野雅勇
発売:1984(昭和59)年11月5日(当時24歳)
売上:18.1万枚(オリコン最高19位)
1984(昭和59)年11月に発売された麻倉未稀さん11枚目のシングル曲です。
●ドラマ主題歌で人気
麻倉さんといえば、80年代前半~中盤を中心に、いわゆる「大映ドラマ」の主題歌、それも洋楽のカバー曲を立て続けにリリースして、人気を博していました。
デビュー曲は1981(昭和56)年の「ミスティ・トワイライト」という曲で、暫くは大映と無関係でしたが、1983(昭和58)年の6枚目「What a Feeling ~フラッシュダンス」から大映タイアップ(「スチュワーデス物語」の主題歌)が始まりました。続いての大映タイアップがこの曲で、この間かなりの短いインターバルでシングルリリースをしています。
次が1985(昭和60)年の大映ドラマ「乳姉妹(ちきょうだい)」の主題歌「RUNAWAY」で、これが最後でした。
しかし、最も売れた曲は大映ではなくて「さよならを教えて」という大映ではないドラマの挿入歌であった8枚目「黄昏ダンシング」(最高12位。22.2位)(1983年)でした。
●スクール・ウォーズとともに
この曲は80年代大映テレビの中でも特に人気を誇った「スクール・ウォーズ」の主題歌でした。先日亡くなられた葛城ユキさんとの競作で、他の作品でもいくつか彼女との競作があり、共に女性ロックシンガー的な立ち位置で売っていた頃でもありました。
放送当時も大人気を博したドラマと共に、その象徴的なものとしてこの楽曲も大変有名になりました。もっと売れてたんじゃ??と思っていましたが、最高19位で18.1万枚はちょっと意外でした。
そんな記録以上に記憶に残るドラマであり、楽曲であったと思います。
ドラマが何十年経っても、当時の出演者による同窓会的企画がTVで立ち上がったりして、主演の山下真司氏を中心として今も交流が絶えていない事が素晴らしく、人気も続いていて、またこれを歌っていた麻倉さんとも繋がっている、というのが更に素晴らしいと感じます。
●楽曲
前奏が、ドラマのイメージでどうしてもラガーマンたちが走るシーンを想像してしまいます。ドラマを見ていない人からしたら、この前奏を聴いてどんなことを想像するのか?いつ聴いても気になるところです。
出だしの歌詞♪愛は奇跡を信じる力よ が、いきなりメッセージ溢れてます。女性が男を近づける感じの歌詞がずーっと続いていきす。それがドラマのラガーマンたちにも通じるところかがありました。伊藤かずえさん演じる女性が放つ有名なセリフ「〇ン玉ついてんの?」は極端ですが、この歌詞を端的に表現すると、こう一喝して男たちを奮い立たせる、そんな感じがしました(笑)
後半の英語詞が並ぶ辺りは、ただただラガーマンたちがタックルにも負けずにスピーディーに突っ走っていくシーンが頭に浮かんできます。
楽曲とドラマがこんなにマッチする曲って、実はそんなに多くはないのではないか?特にそのドラマの為につくった曲ではない場合は特に思いますが、この曲はそういう意味では奇跡の曲と思います。
麻倉さん近年大病をされましたが、克服してこれからもパワフルに歌い続けていてほしいです。