今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (129)風の中の火のように/KAI FIVE(1993)

10月3連休2日目、日ごとに寒さの増す「今日の1曲」。

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:甲斐よしひろ

発売:1993(平成5)年2月10日 (甲斐よしひろ:当時39歳)

売上:42.9万枚(オリコン最高8位)

1993(平成5)年2月に発売されたKAI FIVE3枚目のシングル曲です。

 

●KAI FIVEとは

まずKAI FIVEとは?から入りますが、甲斐よしひろ氏が甲斐バンド解散後、暫くソロで活動をしていましたが、1991(平成3)年に再びバンド活動を再開、サポートミュージシャンの多奈可裕千(現・田中裕千)氏と元ECHOES(辻仁成氏が所属)の今川ツトム氏と共に組んだユニットです。

という訳で3人、一時的に4人になった事がありましたが、なぜか「FIVE」です。

TVの歌番組に出演していた時に「3人なのになぜ"FIVE"か?」と聞かれ、甲斐氏が「特に意味はなくて、"FIVE"のが語呂がいいから」というような事を言っていました。語呂がいいとかカッコいいとか、そんな言い回しでした。

この曲のリリースされた翌年1994(平成6)年には活動休止、それぞれ個々に活動をしていきました。

今川ツトム氏はその後大動脈解離で倒れるなどあり、復帰後も活動していましたが、2020(令和2)年1月に60歳で亡くなったそうです。

 

●最後のヒット曲

今のところ「甲斐よしひろ氏が最後に放ったヒット曲」と個人的には認識しています。

KAI FIVEとしては3枚目のシングルですが、それまでの2枚はオリコン圏外(それぞれのアルバムはランクインしていますが…)でした。

この曲は当時放送されたフジテレビ系の連続ドラマ「並木家の人々」(武田鉄矢さん、陣内孝則さん、安田成美さん等出演)の主題歌に起用され、この事が大きかったのか、オリコン最高8位で42.9万枚と、甲斐氏のリリース曲として久々のヒットとなりました。甲斐氏が当時40歳を迎える直前でした。

10万枚越えは甲斐バンド時代の1980(昭和55)年「漂泊者(アウトロー)」(最高14位。14.1万枚)以来13年ぶり、40万枚越えは1979(昭和54)年の「安奈」(最高4位。42.4万枚)以来のビッグヒットでした。

その後はビッグヒットはなかなかありませんが、69歳の現在も精力的にライブ活動を続けていて、彼が65歳の時のライブを観ましたが、全くの衰えなく健在そのものでした。

 

●♪誰かが必要になり…

名前を呼びたい で始まる歌詞には「わかる!」となりました。

必要と感じる人は名前を呼びたくなります。自分は普段あんまり他人に名前を呼んで接していなかったので余計そうでした。必要な人こそは名前を呼びたい、と。

そしてサビが♪そんな時 君の名を呼ーぶー となります。この部分の歌い出しもそうですが、「タメ」があってバーンと歌い出すとこが好きです。♪そのーぬくもりがーー ってとこもタメにタメて ♪君なんだー ってとこも良きです。

最後はひたすらに「一人は嫌だ」というような事を歌い綴っています、それもよく分かります(笑)

個人的に当時カラオケで何度も歌った曲で、今でもこの曲を聴くと楽しかった当時が瞬時に甦ります。

 

●嵐の明日

次のシングル「嵐の明日」(最高37位。1.6万枚)は、同じ「並木家の人々」の挿入歌に起用され、アルバム「嵐の明日」きこの曲もですが「風の中の火のように」も収録されています。

 

●c/w

カップリングは「Fever(フィーバー)」という曲です。タイトルのようなそんなフィーバーしてる感じじゃなくて、静かに盛り上がってる曲です。淡々としたメロディーにちょっとやらしい感じの歌詞が妙なマッチングをしていました。このメロディー、個人的にすごく好きです。

 

そんな訳で、この曲が約30年前の曲だという事に今更ながら驚いていますが、色褪せない曲というのが確実にあるものだ、とも思いました。

 

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