今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (154)街角トワイライト/シャネルズ(1981)

12月もど真ん中、つまり今年もあと半月、な「今日の1曲」。

今日はこの曲!

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作詞:湯川れい子/作曲:井上忠夫

発売:1981(昭和56)年2月1日 (鈴木雅之:当時24歳)

売上:71.7万枚(オリコン最高1位)

1981(昭和56)年2月に発売されたシャネルズ(後のラッツ&スター)3枚目のシングル曲です。

●復活の曲

シャネルズはラッツ&スターの前身な訳ですが、デビューはこの前年の1980(昭和55)年2月25日に「ランナウェイ」でデビューし、いきなりオリコン1位、97.5万枚を売上げる大ヒット曲となり、一躍スターダムにのし上がっていきました。

♪ラーナウェ~ィ(ランナウェイ!)で始まるこの曲はインパクトが強く、当時小4の子どもでしたが、このフレーズだけなら誰もが知ってるレベルでした。

あまりにもランナウェイのインパクトが強すぎたせいか、2枚目「トゥナイト」(1980.6.21発売。最高3位。27.0万枚)もかなり売れましたが、ほとんど大衆の印象に残っていないような気がします。でもセールス的には全然成功な訳で、人気絶頂、順風満帆、飛ぶ鳥を落とす勢いのまさにイケイケな感じだったのではないかと思います。

しかし…

その次のシングルである本作が出たのは、その7ヶ月以上も後の事でした…

この間にメンバー5人がわいせつ行為におよび、謹慎する事態になり、好事魔多しというのか、強制的にメディアから遠ざかる事になりました。折しも「トゥナイト」がヒット中の事で、当時の個人的な記憶は「ランナウェイのシャネルズが事件を起こして謹慎してた」というこんな感じでした。

その謹慎明けとして、復帰第一弾シングルが本作でした。

当時小4で「トワイライト」という言葉も知らず、「街角#○$☆×ト」ぐらいな感じでしか曲名が覚えられませんでした。自分が「ザ・ベストテン」でシャネルズの曲として初めて見た曲でした。それまでもランナウェイは知ってはいましたが、TVで歌っているのをちゃんと見た事がありませんでした。

それにしてもこの当時の鈴木雅之さんが24歳とは思ってもみませんでした。軽く30歳は越してるだろうって程の貫禄でした。黒塗り顔もインパクトがありました、当時小学生だったので、よく黒人と呼んだりもしていました。

 

●アカペラはじまり

最初、鈴木氏が指揮棒を振るかのような仕草でカウントを取って、♪ホゥーミィータァーーーーィ とアカペラで歌い出すのですが、これは当初はなくて、鈴木雅之さんの発案で入ったと知り、改めて「へぇ~」となりました。このはじまりってインパクトがあって、この曲を象徴する重要な部分でもありますよね。

♪my little girlとアカペラでやっている部分は当時♪モーーーゥオゥオォゥー…ぐらいにしか聴こえませんでした。まさか「my」だったとは…という感じでした。

 

●南風、で思い出す…

サビの♪みなみーかぜーうけながら という部分で思い出すのは、自分の学生時代、中学?高校?忘れましたが、当時のクラスの出し物でこの曲のコピー、といってもホーキをギター代りにするお遊びレベルですが、そこで歌っていた子たちが♪みなみーかぜー、の反対、北っ風~ とか歌ってたのを思い出しました(笑)

 

●ボンボンボン

サビの終盤?の♪Hold me tight my little girl~と歌われた後、♪ボンボホンボボンボホンボ、と低音で入るコーラスが超絶印象的です。正直、この曲で初めてその「ボンボンボン」の低音を認知しました。後にラッツ&スターになってからのシングル「今夜はフィジカル」(1983.12.1発売。最高35位。4.7万枚)では、歌い出しの前に長々と♪ボンボンボンボンボ ボンボボンボンボン…と歌い上げられます。

この低音の主は佐藤善雄さんという方で、後に音楽プロデューサーとなり現在はレコード会社の社長を務めています。

 

●トランペット

シャネルズといえば、トランペットも大きな武器で、桑マンこと桑野信義さんのトランペット演奏がこの曲でも、特に間奏で光りました。当時見てて、黒塗りの人はフロントに出て活躍するけど、黒塗りじゃない普通の「白顔」?の人は抜かれる事も少なく、バックに徹してる感じで、白顔で唯一活躍シーンが見れたのが桑マンだけだった、という印象でした。桑野氏は現在ガンで闘病中とのことですが、是非に打ち勝ってまた素晴らしい演奏を見せてほしいものです。

 

某メンバーの諸事情もあり、まともな形での再結成はかなり難しい、といわれるラッツ&スターですが、♪夢でもし会えたら~ という具合に夢のような再会を果たしてほしいな、と思い、そして願います。