今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (184)Hi-Hi-Hi/あおい輝彦(1977)

5月連休も終わり1週間、すっかり通常モードになってしまった「今日の1曲」。

 

 

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作詞/作曲:森雪之丞

発売:1977(昭和52)年3月5日 (当時29歳)

売上:25.5万枚(オリコン最高7位)

1977(昭和52)年3月に発売された、あおい輝彦さん13枚目のシングル曲です。

 

●大ヒット余波

あおい輝彦さんといえば、今も続くジャニーズ事務所の元祖である「ジャニーズ」のメンバーとして活躍し、今日あるアイドルの原型的存在として一世を風靡しました。

ジャニーズ解散後はソロで歌手と俳優を並行させながら、あしたのジョーでは声優としても当たり役を得る大活躍をしました。

その後は俳優としての活動をメインとしていた中、1976(昭和51)年「あなただけを」(1976年6月発売。最高1位。79.2万枚)が大ヒットし、自身唯一のオリコン1位を獲得し、これまた唯一の紅白歌合戦にも出場しました。

以後しばらく逆に俳優よりも歌手活動がメインになった時期に出たのが本作で、「あなただけを」の2作後、9ヶ月後のリリースで、また2作ぶり3度目のオリコンTOP10入りを果たした、あおい氏自身では3番目に売れたヒット曲です。

 

●作家陣

といっても森雪之丞氏の作詞・作曲となります。

森雪之丞氏といえば、どちらかといえば作詞家として有名な人物とみられるかと思いますが、いくつかの楽曲では作曲も担当し、この曲もそのひとつです。作詞のみか、作曲をする時は作詞もする形で、作曲だけするという事はなく、そういう意味では矢沢永吉氏とは真逆で、矢沢氏は作詞だけするという事ありません。

ちなみに、森氏があおい輝彦さんへ提供した楽曲はこの曲のみです。

 

●春になったら歌える唄

あおい輝彦さんのヒット曲「あなただけを」がゆったりとした曲調なら、本作は割とカラッとした爽やかな楽曲で、発売時期的にも「春の曲」でもあり、これに合った雰囲気の楽曲です。

ということで、曲名である「Hi-Hi-Hi」からのサビから始まる歌い出しで、

🎵春になったら

と始まります。

そして、「忘れかけてた」「歌も歌えるさ」と続いていきますが、あおい輝彦さんの歌声がとても爽やかに聴こえる、春の歓びを歌ったような楽曲、と感じます。

またこれら最初のサビが終わる時に🎵wow wow wow wowとハイテンションで繋いで更にまた🎵Hi-Hi-Hi と続いていきます。

ハイテンションなサビから一転、穏やかなAメロへと続いていきます。

「目覚めたばかりの春」の身体寄せてドキドキしているというシチュエーション、そしてまた冒頭あった🎵Hi-Hi-Hi へと続いていきます。

元アイドルらしい楽曲といえばそうにも聴こえる爽やかさがありますが当時29歳で、この当時だとかなりの大人という扱いだったかと思います。30越してたら立派におじさん、のような時代だったので(笑)

 

●楽曲について

そしてサビのフレーズを繰り返した後、間奏への入り側に「オーライ!」あおい輝彦さんのシャウトが入ります。

彼の楽曲で、音源中でのこのようなシャウトはあまり見られないように思いますが、生で歌っている機会には結構多いように思います。特にテンション高めのこの曲の場合には、特にその度合いが高い事を感じられます。

あとは…サビの最後の🎵生まれ~変~わるよぉ~ の語尾の歌い回しがあおい氏独特な感じですね。よぅぉ~、みたいな曲線的な感じです(伝わるでしょうか?)

 

春になったら、の歌詞通り、今の時期に聴いてみたい曲でした。

 

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