東京都はおろか関東の駅のupはこのブログ初となりますが、奥多摩町は東京都の北西端に位置し、面積は東京都内最大の225k㎡を誇ります。人口は6,148人(2009.10.1現在)で東京都内の町としては最も人口の少ない自治体です。江戸時代は全域が天領として幕府直轄敷支配下にあったといいます。
奥多摩町内にはいずれもJRで5駅ありますが、奥多摩駅はその中心駅で、開業は1944年7月1日(訪問は2008年7月)で、1日あたりの平均乗車人員は913人/日(2008年)で郡部で最果てといえどさすがは東京といったところです。またJRでは東京都内で最も高い位置にある駅で標高は343mです。JR青梅線に属し、またその終着駅で近隣の都市駅としては青梅駅があり、12駅で到着しますが、近隣とは言い難く電車で都市部に出るにはこの青梅線しかない状態です。
東京とは到底思えないこののどかさ…
ホームは両サイドに電車が停まる1面2線の構造です。
すぐ横は工場がありました。
ちなみに開業当初はこの辺りの地名から氷川駅と名乗っていましたが、1971年になって奥多摩駅に改称して現在に至ります。
改札へはこの地下階段から通路がつながっています。
地下道、いやこれが改札につながる地上の通路ですが、手前が改札、向こうがホーム側で、終着駅の為片方しか行き先がありませんが、○○方面などと案内があります。
これが奥多摩駅の駅舎です。
素晴らしい山小屋風?!2Fはステーションギャラリーとお食事コーナーがあり、2F建ての立派な駅舎です。駅前脇には同じような小さな建物で銀行ATMであります。
1F部分が木目調、2F部が白壁というこの混在がまたそれぞれを引き立たせているように思える建物です。青梅からここへ来るまではのどか過ぎるような景色が続き、それはそれでいいのですが、このような素晴らしい駅舎に出会うには、この終点まで来なければなりません。見る価値は十分にあると思います。