今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

JR貞光駅 (徳島県美馬郡つるぎ町)

徳島県美馬郡つるぎ町JR貞光(さだみつ)です。

つるぎ町徳島県の北西部に位置し、人口は10,643人(2010.2.1現在)で美馬郡内の2町1村(半田町・貞光町一宇村)が2005年に合併してできた新しい町です。

JR貞光駅
【町内】
町内2駅(いずれもJR)中の中心駅  
【路線】JR徳島線 (佃-佐古間)
【開業】1914年月3月25日(訪問は2009年8月) 
【1日あたり平均乗車人員】 不明
【近隣の都市駅】(佃方面)阿波池田駅→7駅 佃駅を越え土讃線
          (佐古方面)穴吹駅→2駅、鴨島駅→9駅

▼徳島-阿波池田などを結ぶ徳島線の駅・初登場です。あわはんだ(阿波半田)は同町内の駅で、それぞれ旧・貞光町、旧・半田町唯一の駅でしたが、現在合併後は町役場が貞光の側にあり、当駅が町の中心駅の座にあるという事になるでしょうか。開業から明日で96歳の誕生日を迎えます。

反対(佐古・徳島方面)の隣駅・おしま(小島)は美馬市の駅で、その次の穴吹駅前の長い橋は超・感動しました。

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▼現・つるぎ町の名前由来は、近辺の剣山(つるぎさん)から来ていると思われます。

剣山は「四国の屋根」と評され、石鎚山(愛媛)に次ぐ西日本第2位の標高1,955mを誇り、日本百名山のひとつで、安徳天皇の剣を隠したという伝説からその名が付けられたといいます。

剣山と共に「心やすらぐ木綿麻の里」ともこの柱のような看板に書かれています。

木綿麻は「ゆうま」と読むそうです。昔、女優の浜木綿子(はま・ゆうこ)さん(=香川照之さんのお母さん)の名前が読めずに「もめこ」さんやと思っていましたが、大きな勘違いでした。

木綿や麻の里として栄えたため「木綿麻の里」と呼ばれ、剣山木綿麻温泉というのもあります。

ホームは1面2線の構造となっていて、木造のごついひさし屋根があり、ホーム上に自販機も置かれています。
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▼ホームから改札へ向かいます。

既に駅舎の姿がはっきり見えていて、外から見た姿も大体見当がついてしまうのが個人的にはやや残念な気分です。改札までは構内踏切連絡となります。
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貞光駅の駅舎です。

三角の屋根が印象的で、出入口部分は前に三角屋根が突き出していて、ここの門があるかないかで駅舎の格がぐっと変わってくる気がします。

てっぺんに煙突のように出ているのも非常に印象的な駅舎です。

駅舎のみならずホーム上も含めて、手付かず感というか古いものは古いまま残っているような印象を多分に受ける、そんな駅です。
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▼駅舎の「貞光駅」の表示の部分から右横に白く横長のものがありましたが、四国の駅の駅舎でよく見られるこのパン屋さんの看板、悲しい事にこの駅では裏向いて、あまつさえ逆さの状態で取り付けられていました。

あったものがなくなってしまった、文字通りそんな悲しさの看板を背負い続けている、そんな駅です。しかし、ここは駅近辺にすばらしい観光対象を擁しています。次からはその旅に出かけてみましょう[E:sign03]
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