11月も既に後半へ突入、今年も残り1ヶ月半を切った「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ↓
作詞/(日本語詞)見尾田みずほ:作曲:マリオ・パガーノ
発売:1969(昭和44)年10月5日 (当時6歳)
売上:223万枚(オリコン最高1位)
※14週連続1位 1969年度 年間5位 1970年度 年間1位

1969(昭和44)年10月に発売された皆川おさむさんのデビューシングルです。
●原曲はイタリア童謡
イタリアの童謡コンテストで3位に入賞した「Volevo un gatto nero」という曲が原曲で、「黒ネコが欲しかったのに」という意味だそうです。
ヴィンチェンツァ・パストレッリという当時4歳の少女が1969年に歌ったこの曲はレコード化され900万枚を売上げたといいます。
今回、この曲の事を記事にするにあたり調べるまで海外(イタリア)に原曲が存在するとは全く知りませんでした。
●日本語詞でカバー
イタリア原曲が発表された同じ1969年に、日本語の詞がつけられてカバーの形で、当時6歳で子役として活躍していた皆川おさむさんがこれを歌うことになりました。
原曲同様にこどもが歌うものとして、ひばり児童合唱団へオファーが届き、当時の主催者であった皆川和子さんを介して甥のおさむさんが歌う事となったといいます。この合唱団は、10年前の2014年和子さんの死後おさむ(理)さんが代表を引き継いで現在に至っています。
●詞
イタリアの原曲は「黒ネコがほしかったのに」という事で、動物園のワニやキリンなど本物をあげるから、黒ネコがほしいんだ、という事を切々と訴え、白ネコをくれる君は信用できない、みたいな詞のようですね。
日本語詞は、その黒ネコのかわいさや魅力を存分に語っていて、サビで何度も
♪僕の恋人は黒いネコ
と歌われています。なので原曲の訳詞ではなく、黒ネコが共通しているだけのオリジナルの日本語詞となります。
またご本人も仰っていて、自分も今回これを書くまでそうでしたが「タンゴ」という名前の黒ネコだとずっと思っていました。
そうではなくて、ここでのタンゴはあくまで音楽ジャンルとしてのタンゴなのですね。だから「黒ネコのワルツ」とか「黒ネコのブルース」とかそういう感じであって、決してタンゴという名前の黒ネコではないという事でした(笑)
自分自身そう誤認していて、また自分の地方ではタンゴというのは「肥溜め」を意味する言葉だったので、正直「ネコにきたない名前をつけるなぁ」とよく思ったものでした。
●曲
曲については原曲が童謡なので、その部分は基本同じようなものとなっています。
ただ1960年代に日本でこのような曲調の楽曲というのは斬新なものかと思います。
自分が生まれる直前のものなのでリアルでは当然知りませんが、この時期の楽曲にはなかなかなないタイプと感じました。
歌唱については、子役とはいえ子供が歌っているものですが、ネコの魅力とかネコを好きな気持ちが伝わってきます。サビの「黒いネコ↑」と歌う時の声の上ずり具合が印象的で、単に平板に歌うよりもインパクトが感じられました。
●空前の大ヒット
そんなイタリア発のこのカバー曲ですが、発売されると大ヒットを記録し、オリコンで14週連続1位を記録し、累計223万枚という驚異的な売上を記録しました。
1969年度の年間5位、翌70年度は1位に輝くなど、童謡扱いの曲としては異例の大ヒットで音楽シーンでの記録をつくり、このヒットをキッカケに多くの子ども歌手がデビューしていったといい、まさに社会現象を巻き起こした曲といえます。
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