今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

(334) 女学生/岡田奈々(1975)

連休が明け、すっかり日常が戻ってしまった…「今日の1曲」。

 

きょうはこの曲!

 

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作詞:松本隆/作曲:都倉俊一

発売:1975(昭和50)年8月25日 (当時16歳)

売上:3.0万枚(オリコン最高53位)

1975(昭和50)年8月に発売された、岡田奈々さん2枚目のシングル曲です。

 

●セカンドシングル

1975(昭和50)年5月に「ひとりごと」(1975.5.10発売。最高38位。7.2万枚)でデビューし、これに続くシングルとなりました。

「ひとりごと」は淡々とした曲でしたが、本作はポップな曲調になりました。

「女学生」なんて昭和の言葉で、今ではもう使われない死語ですね…。

作家陣としては松本隆さん作詞、都倉俊一さん作曲でデビューから2曲は同じコンビでつくられました。その後は作曲家が変わりながら、作詞はデビューから7曲連続で松本隆さんでした。

セールス的には前作の半数ほどとなり、オリコン最高は前作の38位から本作は53位と前作ほどのヒットとはなりませんでした。

 

俺たちの旅前夜

本作が発売されたのが1975年8月で、ドラマで人気を得た俺たちの旅に出演したのがこの年10月からの事でした。

なのでドラマで人気を得る直前に出た曲で、本作の2つ後の「青春の坂道(1976.3.10発売。最高23位。10.5万枚)はドラマで人気が出た状態で、挿入歌に起用され彼女の最大のヒット曲となりました。

その「俺たちの旅」では、主人公・中村雅俊さん演じるカースケを慕う女子高生で、中村さんの同級生役の田中健さん演じるオメダの妹・中谷真弓役として人気を博しました。よく中村さんの妹役と間違われることがありますが、ここでは田中健さんの妹役でした。

このドラマは最初期の当たり役となりましたが1年間放送され終了後も何度も再放送がされるほど根強い人気が続き、その後10年の節目ごとにその後を描いたドラマが新作され、10年目、20年目、30年目と続きました。

流石に主人公が60歳を越えた「40年目」は製作されませんでしたが、今年は番組スタート50周年で、なんと主要キャスト(中村雅俊さん、田中健さん、秋野太作さん、岡田奈々さん)が勢揃いし、全国を回ってコンサートをするというものでした。

9月に全国5会場で、最年少岡田さんは66歳、男性3人は70歳以上で、秋野さんは実に82歳です。

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これだけでもビックリでしたが、先日更にビッグニュースが!

ドラマ放送50年後に初の映画化!が実現し、主演した中村雅俊さん自身が監督となって製作される、というものでした。

中村さん74歳にして初の監督業が自身の50年前の出世作の最新作「五十年目の俺たちの旅という、これはもう「あぶない刑事」を越えた「快挙」といえます。勿論岡田さんもこの映画にキャスティングされています。

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●印象的な歌詞

話がだいぶそれてしまいましたが、この曲に話を戻します。

ポップな曲調の音に負けないように一生懸命頑張ってるように歌唱が印象的です。

聴いてるとふと情景が浮かぶ歌詞が印象的ですが、

思い慕う異性の写真を定期入れに忍ばせていたところを、不意に友達に見られて「恋人でしょう?」とからかわれながら、奪い合ううちに彼の笑顔の写真が破れてしまう…というこの件が、歌唱を聴くだけで情景がありありと浮かんできます。

♪破けてしまいます あなたの笑顔

とありますが、破れそうになったのか、破れてしまったのか、気になります(笑)

もし、破れてしまったら、冗談半分のおふざけですまないでしょう…って話で。

♪淋しさばーかーりー

と歌い上げる歌唱は、意外と力強さを感じました。

これは前作にはなかった歌唱でした。

♪誰にも秘密 言えない秘密

と1番2番共にうたわれているこのフレーズに、どこまでも自分の胸だけに隠し通したい気持ちを感じます。思いを秘める姿は、まさに昭和の「女学生」ですね。

 

↓過去掲載曲はコチラ

lefthand926.hatenablog.com

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