今日の1曲　(227)愛さえあればなんにもいらない／アンジュルム(2017)

12月も中旬を迎えた「今日の1曲」。

今日はこの曲！

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作詞：イイジマケン／作曲：炭竃智弘

発売：2017(平成29)年6月21日　(当時平均18.1歳)

売上：4.9万枚(オリコン最高3位)　

2017(平成29)年6月に発売されたアンジュルム23枚目(旧スマイレージからの通算。アンジュルムとしては6枚目)のシングルで、トリプルA面の1曲です。

今週は、PRODUCE101 JAPAN THE GIRLS(俗にいう「日プ女子」)の大詰め時期でもあり、当ブログでは桃奈応援ウィーク的にこのオーディションに出場している「笠原桃奈」さんのアンジュルム在籍時の曲を取り上げていきたいと思います。

●アンジュルム6枚目

旧スマイレージからは23枚目、改名してアンジュルムとなってからは6枚目のシングル曲です。

アンジュルムでは最少の8人体制(現在は11人)の曲で、前作まで出ていたメンバーのあいあいこと相川茉穂さんが体調不良で参加していない為、この形になっています。

次のシングルでは2名加入しているので、アンジュルム初代リーダーあやちょこと和田彩花さんの下では、8名体制で唯一のシングルとなりました。

当時は「2期メンバー」が3人残っていて、中西香菜さん、竹内朱莉さんがサブリーダーを務めており、本曲の歌いだしや落ちサビ明けを担当していた勝田里奈さんも在籍していました。2期メンバー3人のソロパートが印象深い曲とも感じます。

3期メンバーは先述の相川さん以外の室田瑞希さん、佐々木莉佳子さんが共にいて、現リーダーの上國料萌衣さんは下から2番目の立場で、そして今回「日プ」にてその復活後の姿を現した笠原桃奈さんが最年少13歳として在籍していました。まだ新人という事もあり桃奈の「分量は少ない」です(笑)　ただし他の曲(「魔女っ子メグちゃん」)では8小節くらい続けてメインで歌っています。

●作家陣

作詞はイイジマケンさんで、アイドル曲やアニメ曲を多数出掛け、作詞・作曲・編曲もこなすミュージシャンとして活躍している方です。アンジュルムの曲も5曲ほど手掛けていますが、シングルではこの曲ともうひとつ、初代リーダー和田彩花さんの卒業ソングとなる「夢見た15年(ﾌｨﾌﾃｨｰﾝ)」を作曲しています。

作曲は炭竃智弘さんで、イイジマさんと同じく「夢見た15年」を「編曲」していますが、ハロプロ系の楽曲を多数手がけていて、中でもつばきファクトリーの「今夜だけ浮かれたかった」「アドレナリン・ダメ」などの当たり曲を編曲しています。この方は美術大学に行って、音楽業界へ入ったというユニークな経歴の持ち主です。

●霜降り衣装

このジャケット写真が本作の衣装になりますが、「霜降り肉」のデザインと言われたこともありました。

それにしても、同じ柄ではあるものの袖が違っていたり、上下がくっついているのと離れてるのと、各メンバー微妙に衣装が違っているのがやはりハロプロ流というところでしょうか。

●難しいダンス

この曲のダンスが難しい、とリリース当時メンバーが口々に言っていましたし、その後加入したメンバーも覚えるのに相当苦戦した事を話していました。

急に曲調が変わったりもするし、ステップが難しいような話も聞きました。ダンスの事はよく分かりませんが。

●目に見えるももな

当時この曲のリリースイベントを見に行きましたが、ちょうど転調する部分で、2人ずつ両手をつないで向き合って踊るシーンがあり、

♪目に見えるも～のは～

と歌うのですが、

これを笠原さんと一緒に踊っている竹内さんが♪目に見えるも～もな～　と言いながらからかい半分で踊っていたら、思春期真っ只中の笠原さんが不機嫌になったような話を竹内さんがしていました。

今の日プのオーディションを見ていて笠原さんは「全部任せろ！」って感じですが、当時は一人だけ年の離れた最年少で、歴も浅く、やっと加入して1年経つかどうかぐらいでしたが、まだまだ13歳でアイデンティティーが形成される前で、先輩たちに弄られ可愛がられながら育っていく、その途中だった訳ですね。