7月も後半に突入、暑さはこれから、の「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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作詞/作曲:中島みゆき
発売:1981(昭和56)年11月28日 (当時24歳)
売上:26.7万枚(オリコン最高9位) ※1982年度年間47位

1981(昭和56)年11月に発売された、増田けい子(=当時:現・増田恵子)さんのソロデビュー曲です。
●ソロデビュー曲
ピンクレディーの「ケイちゃん」として一大ムーブメントを起こした増田恵子さんは、当初「増田けい子」の名前でソロ活動をスタートしました。
1981(昭和56)年3月31日、あいにくの天候の中開催された後楽園球場のラストコンサートの模様は、当時小学生だった自分も見ていましたが、キャンディーズと色々な意味で比べられるもので、世を席捲してからしばらく見聞きしなくなってから、久しぶりに見た感もあって、寂しい様子だった記憶が何んとなくあります。
解散後2人ともが年内にソロデビューしており、MIEさんは「ブラームスはロックがお好き」(1981.7.5発売。最高51位。3.5万枚)という、宇崎竜童さん作曲のいかにもロックなナンバーがデビュー曲となりましたが、増田さんはこの「すずめ」がデビュー曲で、24歳とは思えないなんともしっとりした内容ながら、いきなりオリコン最高9位で26.7万枚を売上げ、、ピンクレディー時代の「波乗りパイレーツ」(1979.7.5発売。最高4位。24.2万枚)以来、2年ぶりに自身の歌う楽曲で、オリコン10位以内に復活しました。
この時点では、増田さんが先にヒットを飛ばし、MIEさんはいろんなジャンルの曲に、女優など色んな活動を重ねていく事となりますが、1984(昭和59)年にはドラマタイアップで「NEVER」(1984.6.1発売。最高4位。27.4万枚)を大ヒットさせました。
こうしてみると動のミーと、静のケイと大変対照的ながら、ヒットさせた曲の売上枚数はほぼ同数で、TOP10入りしたのも1曲ずつで、似たような感じを受けます。
MIEさんのヒット曲「NEVER」については↓コチラ
●作家陣
といっても、作詞作曲とも中島みゆきさんです。
かなりしっとりした感じで、そんな風に思っていなかった?のですが、増田さんは以前、同年代の桜田淳子さんが中島さん提供の楽曲を歌っているのを見て「こんな大人の雰囲気の楽曲を歌いたい」と思っていたそうで、そんな事から中島さんへの依頼に繋がったといいます。
ちなみに増田さんのシングルでは、次作「ためらい」(1982.6.12発売。最高37位。5.0万枚)は松任谷由実さん、次々作「らせん階段」(1982.10.9発売。最高70位。0.8万枚)は竹内まりやさんとビッグな女性シンガーソングライターが立て続けに詞曲を提供しています。
●歌詞
♪今なら汽車に間に合うかしら 車を探してくるわ
というのが個人的によく分からなくて、タクシーを探してくるという意味なのか?まさかそこらの車を止めて乗せるわけではないだろうに…とか思ってしまいます(笑)
最初から
♪別れの話をする時は~
と始まり、暗い系の曲だなと一瞬で思わせるんですが、ピンクレディー時代からどこか陰りを含んだ雰囲気のケイちゃんは、ソロで増田けい子になって、よりその雰囲気を強く醸し出す大人の女性になっていった事を感じたものでした。
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