今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (159)アイドル天職音頭/つばきファクトリー(2022)

3連休もおわりゆく「今日の1曲」。

今日はこの曲!

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↓MVはコチラ↓

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作詞/作曲:星部ショウ

発売:2022(令和4)年6月29日 (当時平均19.8歳)

売上:初動7.1万枚(オリコン最高1位)

2022(令和4)年6月に発売された、つばきファクトリー9thシングル(トリプルA面)曲です。

前回記事が、本ブログで最古の曲を取り上げたなら、今回は最新の曲を取り上げる事となりました。その差は実に57年!

 

●初のオリコン1位

現時点で、つばきファクトリーにとっての最新曲であり、この曲を含むトリプルA面曲で、メジャーデビュー後9作目にして初めてのオリコンウイークリーチャート「1位」を記録した、記念すべき作品です。

 

また、現在の「12人体制」となってからは2作目のシングル曲で、前作は新メンバー4人のデビュー作でしたが、即戦力の誉れ高いこの4人が加入約1年を迎え、2作目としてすっかり慣れた形でパフォーマンスをしています。

 

●初の音頭もの

つばきファクトリー」といえば、所属する「ハロー!プロジェクト」の中では、カッコいいというよりかわいい系で、切ない乙女の心理を表現した楽曲のパフォーマンスを持ち味としていますが、このような「音頭」というのは異色中の異色曲です。

コミカル系の楽曲が殆どないので、そういうでもまず異色作です。

実力が伴わないうちにこういう楽曲をやってしまうと、キワモノ扱いされたり、「合わない」と思われたりもするものですが、確かにレベルアップした状況でリリースする分には「引き出しが増えた」感があって、良いと思いました。

メジャーデビュー5年を過ぎ、もうそろそろこういう曲をやってもいい頃、というのもありましたので、リリースされた時は大歓迎でした。

 

●アイドルの心意気を歌う

お祭りで踊るような「音頭」とはちょっと違いますが、コミカルなアレンジの中で、アイドルの心意気とか心得的なものをつらつらと歌い上げられている感じのものでした。

自分が落ち込んでいても胸を張ってステージに立ち、観客を喜ばせれば自分の感情も笑顔になる的な事や、「生きている」という事に対して、幸せと捉えるか不幸と捉えるかは「己次第」という事などを説いていて、「音頭」の体をとっていながらも、結構説教じみた?面もあります。

二番はもっと過酷にも聴こえました。♪青春はみんなとちょいと違います という部分で、周りの普通の人たちとは違うんだよ、というのがこのフレーズだけで窺い知れました。これに続くのが♪恋人より己を見つめます というフレーズ。これって「恋愛禁止」を宣言してるの?というのが真っ先に浮かびました。

♪未熟すぎる性根にバイバイバイ というのをつい♪腐りきった性根にバイバイバイ、とよく誤認してしまいます(笑)

♪働くって事は己をピッカピカにする事さ というフレーズには、分かる部分と真逆に思う部分がありました。働き「すぎる」って事は「己をボロボロにする」事のように思えてならないので。

 

総じて「アイドルの仕事ってのは、他人をピッカピカにすることで、己が磨かれる」素敵な仕事であり、これに無上の幸せを感じられるのであれば、このアイドルという職業は、あなたにとって天職だよと言っている、そんな曲です。

 

MVでは、メンバー全員が観客側と演者側の両方で2役の形で出ているのが、ひとつの面白いところでした。

 

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