今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (231)でも…いいよ/つばきファクトリー(2023)

クリスマスも終わり、2023年もあと1週間をきった「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞:西野蒟蒻/作曲:Erik Ridbom、Julie Yu

発売:2023(令和5)年9月27日 (当時平均20.9歳)

売上:6.4万枚(オリコン最高2位) 

2023(令和5)年9月に発売された、つばきファクトリー11枚目にしてトリプルA面シングルのうちの1曲です。

 

●節目のシングル

本作は、つばきファクトリー結成時から一貫してリーダーを務めてきた山岸理子さんのラストシングルになります。

彼女の明確な卒業曲としては同じトリプルA面の「勇気 It's my Life!」が製作されている事もあって、本作には特にそのようなコンセプトはありません。

また、同時に卒業したきしもんこと岸本ゆめのさんのラストシングルにもなる予定でしたが、自身が体調を崩した事により参加できなかった為、本作を含むトリプルA面シングルには参加できませんでした。

 

●一貫してバラード

とこからどう切り取っても、すべてがバラードの曲です。

静かな雰囲気の中に、情念が籠っているというか、静の中に動があるというか、このCDジャケットがその雰囲気を物語っていますが、大人の背伸びしたしっとりとした中に感情の動きが感じられる曲です。

きわめて個人的にですが、最初に聴いた時は、このグループもう活動終盤なの??と感じてしまいました。

というのも、昭和期のアイドルグループが人気が下火になって落ち着いた曲をやりだすと、解散が近いという感じで、その中でもとりわけ出だしが切ない感じになると更にこの傾向を強く感じていたので、ドキッとしたほどでした。別に今のこのグループにそういう雰囲気があるとか、全然ないんですが、この囁くような出だしの曲を聴くと、そういう感情が勝手に湧いてしまうのです。

 

●クズ男の歌といわれ

メンバーたちが大人の雰囲気で、メンバーによっては実年齢よりも遥かに背伸びしてうたっているかもしれないぐらいに歌い上げられているこの曲ですが、歌詞に出てくる男がクズといった内容でSNSに取り上げられていました。あまりにもしっとり歌われ過ぎて、逆に歌詞に目が向きませんでしたが、

♪"誰かの君"でもいいよ

 完璧に騙してよ

なんて、「他に彼女がいてもいいから、君の彼女と思わせてよ」ってそういう事ですよね。

♪週末も会いたいよ

 なんて二度と言わないから

 だから この嘘よ 永遠に

と続く訳で、とことん「嘘でもいいから彼女でいさせて」という感が伝わります。アイドルにガチ恋してるオタクのようでもありますが(笑)

♪"最低な君"がいいの

という歌詞さえあるぐらいで、どこまで狂ってるの?とすら感じました。

 

●可惜夜

つばきファクトリーの今年のコンサートツアータイトルにもなった「可惜夜(あたらよ)」。

「明けてほしくない夜」を意味する言葉ですが、この曲にこそこのフレーズが入っています。つまりこの曲がなければ、ツアータイトルも別なものになっている訳ですね。

 

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