今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (235)明日テンキになあれ/こぶしファクトリー(2018)

新年も半月が過ぎようとしている「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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↓MVはコチラ↓

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作詞/作曲:イイジマケン

発売:2018(平成30)年3月28日 (当時平均:17.2歳)

売上:不明(オリコン最高3位)  

2018(平成30)年3月に発売された、こぶしファクトリー5枚目のシングル曲で「これからだ!」との両A面となっています。

 

こぶしファクトリーの楽曲では、過去に以下の2記事をupしています。

lefthand926.hatenablog.com

lefthand926.hatenablog.com

 

●新体制第1弾

前作「シャララ!やれるはずさ/エエジャナイカニンジャナイカ以来9ヶ月ぶりとやや間隔が開いた後のシングルリリースとなりましたが、前作では8人体制だったこぶしファクトリーは、この間メンバーの相次ぐ離脱により、5人となってしまいました。

このグループの体制を語る上で、初期の8人体制を前半、その後の5人体制を後半と大別できると思いますが、その後半のスタートとしてリリースされました。

8人から5人へ、そのまま人数が減っただけで新メンバー加入はなく、またその減ったメンバーの辞め方も良くなかった為、当時グループは危機的状況でもありました。

また、新メンバー加入の提案も運営からあったそうですが、メンバーたちは残った5人のままでやらせてほしいと主張し、この体制で新たなスタートを切ったといいます。

まさに背水の陣で切ったリスタートというところで、その後の新たな挑戦も含めてパフォーマンスの質は飛躍的に向上しましたが、本作リリースのちょうど2年後に解散となってしまいました。

 

●スタンドマイクのパフォーマンス

このジャケットにもあるように、この曲の最大の特色は「スタンドマイク」で、MVでもこの衣装と共にスタンドマイクを使ってパフォーマンスしています。

またライブでも、この曲の時だけスタンドマイクが持ち込まれて、これを使ってパフォーマンスをして、また次の曲になるとスタンドマイクを撤収する、といった具合でした。

 

自己啓発ソングといわれて

この新体制になってからしばらくのこぶしファクトリーの楽曲は「自己啓発ソング」など色々言われていました。

結成当初、グループ名が「こぶしファクトリー」と命名された時に、ファンの想像の斜め上を行くネーミングに「え?」と思わされましたが、それに負けず楽曲もちょっと奇抜で、基本楽しい系でパワフルなものが多かった訳ですが、5人体制になってからガラリと楽曲の雰囲気が変わって、この曲は

♪何回も 何回も 失敗しちゃったって この次はうまくいくかもしれない

などの逆境を跳ね返すメッセージ系の歌詞が見られ

この次はうまくいく「かもしれない」というのもミそのように思います。「きっとうまくいく」とかじゃなくて、弱含みな感じが逆境の深さを感じさせます。

本作と両A面の楽曲も、タイトルがズバリ「これからだ!」という8人から5人になった逆境を感じさせるもので、グループそのものの状況を見事すぎるぐらい楽曲に反映させていた事を感じます。作ったのは職業作家でしょうが、運営の要求したコンセプトがこのようなものだったのかもしれません。

 

●間奏の英語セリフ

エレキギターがうねる間奏部分に、英語のウェザーインフォーションのセリフが入ります。

これは日本に在籍するアメリカ人のタレントの方がされているネイティブの英語ですが、ライブではこのセリフの最後の「Beautiful Sunny Day!」という部分だけ、ファンが叫んでいます(笑)

MVのラストでは、このセリフを担当した方が、歌い終わったメンバー達にプチインタビューするシーンがあり、新体制になった事もあってかメンバーが改めて決意表明をしています。

 

●5人になって

元々歌割の多かったメンバーが残った事もあり、より結束力が固まった感もあり、特に歌唱面はキュッと締まった印象がありました。

スキル的には精鋭揃いとなり、他のハロプログループの追随を許さない無敵の歌唱力、といっても過言ではないレベルになっていきました。ただ、その事と人気、売上への直結は難しかった面もあったと感じたのもありました。

ただ、こぶしファクトリーの後半2年間は1曲1曲が実力に裏打ちされた、渾身のナンバーばかりという事は感じられますので、解散後ですがもっと評価されて良いかと思います。

 

 

グループが解散して3年、現在もハロプロに残っているのは現在juice=juiceに在籍している、当時最年少の井上玲音さんだけとなりましたが、彼女が特別なイベントのステージの時に、時々こぶしファクトリーのナンバーを披露して、かつてのファンの胸を熱くさせています。

 

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