今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (236)SUMMER TOUR/RCサクセション(1982)

1月も下旬に入ろうとしている「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:忌野清志郎仲井戸麗市

発売:1982(昭和57)年6月22日 (忌野清志郎:当時31歳)

売上:21.6万枚(オリコン最高6位)  

1982(昭和57)年6月に発売されたRCサクセション12枚目のシングル曲です。

 

●最大ヒット曲

RCサクセションといえば、故・忌野清志郎氏をフロントマンとする'80年代の日本を代表するロックバンドとして絶大な人気を誇り、シーンの中心に君臨したイメージが強いですが、ことシングルセールスに関しては「売れた」といえる作品はあまりなく、本作はオリコン最高6位、21.6万枚のセールスを記録した「最大ヒット曲」です。

RCがロックファンのみならず、広く一般層にもシングル曲として知れ渡ったのが本作となり、いわゆる「世に出た」といっても過言ではないと思います。少なくとも自分はこの曲でRCの存在を知りました。

RCのシングルで唯一の10万枚以上の売上を誇り、2番目に多く売れたのが「I LIKE YOU」(1990.9.5発売。最高13位。5.0万枚)

またオリコン最高TOP10にランクインした2曲のうちの1曲でもあります。(もう1曲はカバー作の「LOVE ME TENDER」(1988.8.15)) 

 

●キッカケ

このようにシングル売上が突出している本作ですが、ある程度売れるべくして売れた面はあったと思います。

この年の2月に、故・坂本龍一氏と組んで「い・け・な・い ルージュマジック」(1982.2.14発売。最高1位。41.4万枚)で大ヒットを記録し、テレビ歌番組で見せた二人の濃厚なシーンも大変話題になりました。これホント小学生の時に見てたいへん衝撃でした。

個人的にこの曲で忌野氏の決め台詞ともいえる♪ベイベェー が完全に定着しましたし、忌野清志郎という人物をここで初めて知りましたし、そしてその存在があまりに強烈でもありました。この大ヒットからの本作リリースという事で、売れないはずがないという感がありました。

しかしこの二人ともが今はもうこの世にいないなんて、寂しい限りです。

 

●ジャケット

蜂のしっぽにブースターみたいなのがついて、激しく噴き出しているようなものでした。忙しくツアーに出かけるバンドのイメージと働きバチとダブらせているのでしょうか。

 

●詞と節回し

随所に♪No No Babyのフレーズがつけられていて、どんな曲か忘れそうになる時はまずこのフレーズで思い出せます(笑)

そして「Baby」はやはりベイベェーなんですよね。すごくこのフレーズの発音が独特な忌野節が連発というところです。

♪Oh の節回しも彼独特のものがあり、普通に「オー」というのではなく、「オオォオー」という感じなんですよね分かりますか?(笑)

それで、これらのフレーズを合わせた♪Oh Baby というのも彼の曲には頻出します。こうなると「オオォォベイベェ~」で、このフレーズといえばやはり忌野清志郎、彼の右に出る者はいないと感じます。

本作でいえば、他に個人的にツボなフレーズがありまして、♪急いでー旅立てジャックのところ、「たーびだて ジヤック」と、真ん中にちょっと間を置きつつ、「ャ」を大きい「ヤ」で発音しているところに彼のボーカルの独特さと存在感が存分に感じられます。

 

以上、RCサクセションを広く世に知らしめた曲でした。

 

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