今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (256)今夜はオールライト/舘ひろし(1985)

ついに2024年度がやってきた「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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↓音源はコチラ↓

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作詞:売野雅勇/作曲:舘ひろし

発売:1985(昭和60)年5月22日 (当時35歳)

売上:8.5万枚(オリコン最高17位)

1985(昭和60)年5月に発売された舘ひろしさん13枚目のシングル曲です。

 

●ただいま絶好調

西部警察」のシリーズで一躍ブレイクし、その終末期には「泣かないで」がヒットし、そして人気絶頂のまま西部警察が終了すると、いよいよ俳優として一本立ちが期待された頃の舘ひろしさんが出演したのが、この「ただいま絶好調!」でした。

1985年4月にスタートし、西部警察以来半年ぶり、かつ石原裕次郎さんの生前最後の「石原プロ制作」のドラマでしたが、この作品で実質的な主人公を演じ(クレジット上の主演は渡哲也さん)、そしてこの曲が主題歌に起用されました。

このドラマでは、アルバイトをしながらロックバンドの活動をやっていて、マジソン・スクエア・ガーデンでの公演を夢見ながら、日々奮闘する姿が描かれ、そのバンドのリーダー兼ボーカルの役でした。

そのバンドが演奏する曲として、主にこの曲が使われていました。

劇中では、峰竜太さんがドラムを叩き、松本伊代さんがキーボードを弾いて、「欽ドン」のワル夫くんを卒業したばかりの西山浩司さんがベースを弾き、後にバス旅で人気を博す太川陽介さんがギターを弾いていました。

 

●マイルドなロック

舘ひろしさんといえば、昔は伝説の(って今も活動中ですが…)ロックグループ「クールス」の"ボス"として独裁的リーダーで、不良をウリに革ジャンとリーゼントとハーレーで、当時のシーンをけん引する存在でしたが、西部警察で売れるにつれ、大人のセクシーさがウリになり、しばらく歌手活動を休んでいるうちに、ボーカルもムーディーになって、̚カドが取れて丸くなっていった感がありました。

30歳を過ぎたあたりから歌にムーディーさが目立つようになりましたが、ロックではじけた楽曲もあったり、世間的に人気の出る前はバリバリのロケンローラーでした。

「泣かないで」のリリースが34歳、実に3年ぶりシングルでしたが、ロックのかけらもなかったですね(笑)

以後の舘さんは、マイルドさとムーディーさが顕著になりますが、この曲はそんな中でも、まだロックに寄った楽曲です。

なにせ海外公演を夢見るロックバンドの自作曲、という設定なので、これがロックではない訳がない、という具合です。

 

●売上

オリコン最高17位にランクインし、8.5万枚の売上を記録しました。

前年の「泣かないで」で初&現時点唯一のオリコンTOP10入りを果たしていますが、この曲はその次に売れた作品で、「泣かないで」余波みたいなものは少なからずあったと感じました。

 

●オーライの曲

この曲を語ると「ただいま絶好調!」の話ばかりになってしまいますが、番組のオープニングは出だしから「ワーンツースリーフォー!」と舘さんが叫ぶスタートで、その後ドラムのタタンッ!というビートと共に曲が始まります。

シングル原曲ではドラムの叩き出しから始まるので、舘さんのシャウトは番組用につくられたものです。

歌い出しは♪All Rightで始まりますが、このフレーズの実に多い事で、最初ドラマで見た時は「オーライの曲」と思うくらい、多用されていた感がありました。

歌詞の出だしから「All Right」のフレーズを外すと、

女たち、素敵な夜、あげるから、OK?

って、なかなかすごい歌だなと感じます(笑)

♪寂しいのは オマエだけじゃない~

の部分は、最初はがなり気味で内ッてるかと思いきや、後半急激に甘ったるい歌唱になる、オトナの舘さんならではの歌唱法で、緩急のすさまじさを感じました。

 

これまで舘ひろしさんの楽曲では以下をUPしました。

 

↓クールス時代

lefthand926.hatenablog.com

 

↓以下は実質ソロ楽曲です

lefthand926.hatenablog.com

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↓「ただいま絶好調!」のDVDもあります

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