2023年も仕事納めを過ぎ、いよいよカウントダウンの「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ↓
発売:1974(昭和49)年12月5日 (当時16歳)
売上:52.7万枚(オリコン最高1位) ※1975年度年間11位
1974(昭和49)年12月に発売された桜田淳子さん8枚目のシングル曲です。
●最も売れた曲
桜田淳子さんのヒット曲、と聞いて皆さんの思い浮かべる曲はなんでしょうか?
人によりそれぞれと思いますが一般的に「わたしの青い鳥」とか「しあわせ芝居」とか、あるいは「十七の夏」「追いかけてヨコハマ」あたりを想像する方もいるかもしれませんが、これらはいずれも最も売れた曲でもなければ、オリコン1位獲得曲でもありません。
この「はじめての出来事」のみが淳子さんのシングルで、唯一のオリコン1位獲得曲であり、また売上52.7万枚と最多を記録した曲です。
また翌1975(昭和50)年の年間売上11位に入る世間的なヒット曲にもなりました。
●二度目の紅白出場曲
この曲は1975年のNHK紅白歌合戦で、二度目の出場を果たした際の披露曲です。
ちなみに初回は1974(昭和49)年の「黄色いリボン」でしたが、この年の大晦日の時点では既に「はじめての出来事」が発売されて1ヶ月足らずという状況で、翌年になってヒット反映されて、この曲を披露しているという、当時のリリースからヒットへのタイムラグの長さがよく分かる話です。
●歌詞
あなたにとっては何気ない「くちづけ」が、私にとっては世の中が変わるほど大きな出来事で、震えが止まらないし、あなたを好きだから怒れない、的な歌詞で、文字通り「はじめての出来事」に対する衝撃の大きさを歌い綴られています。
サビの部分で
♪大人びーたふりをして ここまでつーいてきーたーがー
と歌われているのが大変印象的でした。
16歳のアイドルの曲に、「ついてきたけど」ではなくて「ついてきたが」なの?という感じで。
前後の歌詞から考えても、ここだけすごい違和感があって、メロディーに合わせるために、あえて「けど」ではなく、一文字の「が」にしたのかな」?と思ったりしていますが(笑)。
●作家陣
その「が」を含む、作詞したのはあの阿久悠氏です。
淳子さんの楽曲は、後の中島みゆき路線になる前は、デビューからほぼ阿久悠氏の手によるもので、デビューからこの曲の次の「ひとり歩き」(1975.3.5発売。最高4位。34.1万枚)まで9作連続阿久氏の作詞でした。その後1曲を挟んで、再び阿久氏がしばらく手掛けています。
作曲は森田公一氏で、この曲がヒットした翌年に「青春時代」で自身がヒットを飛ばしますが、淳子さんの楽曲の作曲は初期は中村泰士氏が務めていました。初めて手掛けたのが紅白初出場作の「黄色いリボン」で、次がこの曲で、彼の作曲担当分がそのまま紅白披露曲となっていました。
この曲の2作後の「十七の夏」(1975.6.5発売。最高2位。40.4万枚)から約一年、再び阿久氏とタッグを組んで淳子さんのシングル曲をリリースする事となります。
- 価格: 1774 円
- 楽天で詳細を見る