今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (232)はじめての出来事/桜田淳子(1974)

2023年も仕事納めを過ぎ、いよいよカウントダウンの「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞:阿久悠/作曲:森田公一

発売:1974(昭和49)年12月5日 (当時16歳)

売上:52.7万枚(オリコン最高1位) ※1975年度年間11位 

1974(昭和49)年12月に発売された桜田淳子さん8枚目のシングル曲です。

 

●最も売れた曲

桜田淳子さんのヒット曲、と聞いて皆さんの思い浮かべる曲はなんでしょうか?

人によりそれぞれと思いますが一般的に「わたしの青い鳥」とか「しあわせ芝居」とか、あるいは「十七の夏」「追いかけてヨコハマあたりを想像する方もいるかもしれませんが、これらはいずれも最も売れた曲でもなければ、オリコン1位獲得曲でもありません。

この「はじめての出来事」のみが淳子さんのシングルで、唯一のオリコン1位獲得曲であり、また売上52.7万枚と最多を記録した曲です。

また翌1975(昭和50)年の年間売上11位に入る世間的なヒット曲にもなりました。

 

●二度目の紅白出場曲

この曲は1975年のNHK紅白歌合戦で、二度目の出場を果たした際の披露曲です。

ちなみに初回は1974(昭和49)年の「黄色いリボン」でしたが、この年の大晦日の時点では既に「はじめての出来事」が発売されて1ヶ月足らずという状況で、翌年になってヒット反映されて、この曲を披露しているという、当時のリリースからヒットへのタイムラグの長さがよく分かる話です。

 

●歌詞

あなたにとっては何気ない「くちづけ」が、私にとっては世の中が変わるほど大きな出来事で、震えが止まらないし、あなたを好きだから怒れない、的な歌詞で、文字通り「はじめての出来事」に対する衝撃の大きさを歌い綴られています。

サビの部分で

♪大人びーたふりをして ここまでつーいてきーたー

と歌われているのが大変印象的でした。

16歳のアイドルの曲に、「ついてきたけど」ではなくて「ついてきた」なの?という感じで。

前後の歌詞から考えても、ここだけすごい違和感があって、メロディーに合わせるために、あえて「けど」ではなく、一文字の「が」にしたのかな」?と思ったりしています(笑)。

 

●作家陣

その「が」を含む、作詞したのはあの阿久悠氏です。

淳子さんの楽曲は、後の中島みゆき路線になる前は、デビューからほぼ阿久悠氏の手によるもので、デビューからこの曲の次の「ひとり歩き」(1975.3.5発売。最高4位。34.1万枚)まで9作連続阿久氏の作詞でした。その後1曲を挟んで、再び阿久氏がしばらく手掛けています。

作曲は森田公一氏で、この曲がヒットした翌年に「青春時代」で自身がヒットを飛ばしますが、淳子さんの楽曲の作曲は初期は中村泰士氏が務めていました。初めて手掛けたのが紅白初出場作の「黄色いリボン」で、次がこの曲で、彼の作曲担当分がそのまま紅白披露曲となっていました。

この曲の2作後の「十七の夏」(1975.6.5発売。最高2位。40.4万枚)から約一年、再び阿久氏とタッグを組んで淳子さんのシングル曲をリリースする事となります。

 

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