今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (205)未来/岩崎宏美(1976)

遂に9月に突入し、朝晩は幾分涼しくなった「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞:阿久悠/作曲:筒美京平

発売:1976(昭和51)年5月1日 (当時17歳)

売上:31.4万枚(オリコン最高2位) ※1976年度年間30位

1976(昭和51)年5月に発売された岩崎宏美さん5枚目のシングル曲です。

 

オリコン最高2位

岩崎宏美さんのシングル売行きはデビューから順調で、デビュー曲「二重奏(デュエット)」は最高19位、14.8万枚と上々の滑り出しでした。

以後、爆発的ヒットとなったのがセカンドシングル「ロマンス」は初の1位を記録し、88.7万枚アイドル歌謡としては破格の売行きで、つづく「センチメンタル」でも連続1位を記録、57.3万枚とこれもすごい売上でした。

4枚目の「ファンタジーは惜しくも2位でしたが39.3万枚、次がこの曲「未来」でやはり2位でした。この時点でデビュー曲以外の4曲は1位と2位しかない、という実に輝かしいものでした。まだピンクレディーのデビュー前であり、キャンディーズはそれほどオリコン上位や爆発的ヒットはなかったので、彼女のヒット快進撃ぶりはすさまじいものでした。オリコン順位的に同程度の推移をしていたアイドルは山口百恵さんくらいです。

●カタカナ三部作からの脱却

先に挙げた「ロマンス」「センチメンタル」「ファンタジー」が彼女のカタカナ三部作とどこかで書かれていたのを見たことがありますが、そこからの「未来」という順日本語路線の始まりともいうべきところで、以後しばらくは日本語タイトルの曲がリリースされていきます。(「ドリーム」を除いて)

 

●強い出だし

彼女の曲で、大ヒットとなった「ロマンス」以降は割と、サウンド的にはゆったりした感じのものが続きましたが、本作は強めのスタートとなりました。

割と畳みかける系のサウンドで、そんな中からの割とゆったりとして感じで

♪あ~ぁ わったしの未来は~ あなたーとおなーじー

と始まっていきます。

あなたの未来は、私と同じ、と続くわけで、つまり2人同じ未来(一緒にいる)という事ですね、そういうシンプルで分かり易い詞から入っていきます。

 

●伸びやかな歌唱

岩崎宏美さんといえば、その伸びやかな歌唱に象徴されるように歌唱力がとにかく高く、歌唱力がありかつレコードセールス的に「売れる」アイドルは、実はそんなにいなくて、その両方を持っていた稀有なアイドル歌手でした。

アイドル歌手というレベルではないぐらいでしたが、当時の年齢とかウリとか考えると、当初はアイドルの範疇に入ったのだと思います。

この曲はサビで始まる形ですが、次のサビに入る直前の

♪ふたりだけ~ 白いへーやーーーーーーーー の音の伸びやか具合が半端なくて、爽快この上ない、個人的にはここが一番の「聴きどころ」と思っています。

歌詞的に、相手のちょっとした事に愛されて酔わされてしまい、あとは二人一緒になるだけ的な、虜になってゴールインという感じの曲であり、 

♪まぶしさにおぼれて 悲しみも見えない

に象徴されるように、哀愁感がまるでないハッピーな曲です。

 

サビの

「私の未来はあなたと同じ」「あなたの未来は私と同じ」というフレーズが4回も繰り返されるほど、2人は一緒だよ、という部分が強調されているように思えました。

 

●作家陣

作詞:阿久悠氏、作曲:筒美京平と、昭和アイドル歌謡の王道コンビです。

彼女の楽曲で、デビュー以降ここまで全く不動のコンビでもあり、この体制は8枚目「思い出の樹の下で」まで続いていきます。

 

以上、岩崎宏美さんのポップでハッピーな曲でした。

 

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