今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

(304)ハートのエースが出てこない/キャンディーズ(1975)

12月もあっという間に後半戦、今年もあと2週間の「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/竜真知子:作曲:森田公一

発売:1975(昭和50)年12月5日 (伊藤蘭:当時20歳、田中好子藤村美樹:当時19歳)

売上:17.2万枚(オリコン最高11位) ※1976年度 年間87位

1975(昭和50)年12月に発売されたキャンディーズ8枚目のシングル曲です。

 

●恋占いの曲

タイトル通りですが、

♪ハートのエースが出てこない

と2回繰り返しています。大事な事なのでしょう(笑)

曲名そのものを冒頭で歌うサビ始まりの構成です。

♪あいつの気持ちが分かるまで デートのチャンスはお預けなのよ

と「あいつ」の気持ちを知りたいのですが、気まぐれか本気か分からない…決め手がない…とモヤモヤした心情が全面的に綴られています。

 

●売上

初期にはあまり売れなかったキャンディーズの前半期において代表的な曲のひとつで、17.2万枚を売上げていますが、意外にもオリコンTOP10にはランクインしておらず、最高11位でした。

ちなみに12月発売につき、翌1976年度の年間87位にランクインしています。

この時代は発売から順位が上がるのも落ちるのも実にゆったりしたもので、今みたいに出てきてはすぐ落ちる、という感じではないので、12月発売だと大抵翌年反映となっていました。

 

●作家陣

作詞は竜真知子さんで、個人的には河合奈保子さんの初期の曲の印象が深いですが、その兄貴分にあたる西城秀樹さんへも提供していたり、アイドル歌手への提供が多くある中で、ロック系や大人の歌手への提供も一部ありました。キャンディーズのシングルでは本作が唯一の提供となりました。

作曲は森田公一さんで、デビュー曲「あなたに夢中」から3作は彼の手によるものでしたが、あまりセールスには結びつかず、4枚目「年下の男の子」穂口雄右氏に交代してからブレイクしましたが、これ以降ずっと穂口氏だったのが本作で久々の担当となりました。

 

●ポップ調のヒット曲

サウンドがポップでビビッドというか、ハッキリした音が多くて個人的にサウンドの大好きな曲です。

 

出だしからして、

♪ジャガジャンッ ジャーンジャージャジャジャーン 

て感じで

♪ブン ブン ブン

ってコーラスも、ちょっと煽り気味でいい感じです。

それまでのキャンディーズの曲で、特にブレイクした「年下の男の子」以降では、割にゆったりした出だしの曲が多く、久々に爽快な出だしという感じでした。

ライブだとテンポが上がって、より出だしの疾走感が増します。おそらく当時のテレビ歌番組も巻き編集が多かったので、テンポが速かったと思います。(リアルでは見ていませんが)

小節が終わる毎の

♪タララ ラッタッタラ とか ♪タタター

という感じのハッキリした音もいい感じです。

サビに入る前の

♪ターターター タターターーー

ってのも壮大感があっていい感じです(語彙力…)

間奏の

♪タララン タララン タララララン…  (♪パッパー)と大きな管楽器の音

と鳴る中で、

疾走感を増幅させる

♪タカタカタカタカ タカタカタカタカ…

という何の音か?入り混じって、スピード感満載で2番の歌い出しに戻りますが、

歌唱自体はゆったりした感じで妙なギャップがありますが、歌唱に比べると随分ポップな曲だなと感じられます。

 

●リリースから49年

今からもう50年近くも前の曲という事に驚きますが、かの石破首相が大好きだったというキャンディーズ、去年は伊藤蘭さんが単独で歌唱して50年変わらぬキラキラぶりを見せつけたのが印象的でした。

 

 

↓過去掲載曲はコチラ

lefthand926.hatenablog.com

 

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