今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (149)ハート泥棒/キャンディーズ(1976)

すっかり12月になり、確実に今年もあとわずかになっていく「今日の1曲」。

今日はこの曲!

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作詞:林春生/作曲:すぎやまこういち

発売:1976(昭和51)年9月1日 (当時平均20.3歳)

売上:9.0万枚(オリコン最高17位)

1976(昭和51)年9月に発売されたキャンディーズ11枚目のシングル曲です。

 

●売上9.0万枚

あくまでオリコンでの記録ですが、「年下の男の子」(1975.2.21発売。最高9位。26.0万枚)でブレイクして一定の人気を得て以降のシングルでは、この次の「内気なあいつ」(1975.6.1発売。最高18位。9.8万枚)と本作だけが10万枚割れで、その中でも最も低い売上の作品でした。

サビを聴けば、なんかこんな曲あったな、と感じる事はありましたが、この曲名がまず浮かばなかったです。ファン以外の人が浮かぶような微笑がえし(1978.2.25発売。最高1位。82.9万枚)とか「暑中お見舞い申し上げます」(1977.6.21発売。最高5位。29.8万枚)とか、そういう意味での知名度はかなり低いと思われます。

 

●ベストシングルにもなかった曲

実はこの曲は個人的には、キャンディーズのシングルの中では一番最後に聴いた曲でした。

ある時キャンディーズのベスト盤のCDを借りて聴いたのが、初めてその楽曲を聴いた最初でした。リアルでもかすかに記憶がありますが、何の曲を歌っていたとか認識がありませんでした。なにせ小2になってすぐ解散したので。。

それで、そのシングルを聴いた時は、これで全部彼女たちのシングル曲を聴けた!と思っていました。まだ90年代半ばでネットもほとんどなくて情報の乏しい時代でしたので。

その後ある時に、中古レコード店でレコード漁りを趣味にしていた時期がありましたが、その時に先に聴いたベスト盤になかった曲のシングルレコードが見つかりました。そのひとつが「なみだの季節」(1974.9.1発売。最高40位。9.1万枚)で、このレコードを買って帰って聴いた訳ですが、その後日にみつけたのがこの「ハート泥棒」のシングルレコードでした!

これを買って帰って聴いて、ようやくキャンディーズの全シングルを聴けた訳で、「こんな曲あったんやぁって感じでしたね。

 

●ミスターX

なぜか突出して売れなかった曲ですが、キャンディーズがブレイクしてから出す定番のようなキャッチーな曲ではありました。

サビの♪負けそう負けそうなのっよーのところが、なんとなく記憶があるようなないような感じなんですよね、当時幼稚園児でしたが…

♪かーれーの名前はー の後に、囁き声で♪ミスターX シーッ シーッ と続きます。謎の男という事なんでしょうが、「ミスターX」と聞くとアニメの「タイガーマスクに出てくる、冷徹非情な男をどうしても思い出してしまいます。タイガーを「裏切者」として、彼を殺しにかかる謎の刺客レスラーを次々とマットに送り込んでいた、そんな非情な男こそが「ミスターX」と呼ばれる人物でした。これとは関係ないと思いますが…

 

●あいつ

キャンディーズの曲には、相手の男の子の事を「あいつ」呼びする曲が結構あります。

真っ先に浮かぶのは♪あーいつはあいつはかわいい~とししーたの男の子(年下の男の子)です。

他にも、歌詞には全く出てきませんがタイトルが「内気なあいつ」という曲があったり、♪あいつの気持ちが分かるーーまでー の他に何ヶ所も「あいつ」のフレーズが出てくる「ハートのエースが出てこない」など、またこの「ハート泥棒」の冒頭などいくつもあり、面白いのはそれらの作詞家が全員違う事です。

ちなみに本作の作詞家である「林春生」氏とは、フジテレビのプロデューサーにして作詞家でもあった人物で、この曲の出た年にフジテレビを退職し、スタッフとしていくつかの有名番組の制作に携わっていました。

作曲はドラクエで有名なすぎやまこういち氏でした。この方もグループサウンズの曲を多く手掛け、時代が変わるとこのような楽曲にも携わっていたのですね。

キャンディーズとは、アイドルという範疇に括られない「キャンディーズ」という1ジャンルである、とどこかで聞いた気がしますが、そんな事を思いつつ、また彼女たちの楽曲を色々と聞いています。色褪せない昭和がここにはありました。

 

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