今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (67)春一番/キャンディーズ(1976)

3連休明けブルーな出勤も1日でまた休みが来た「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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↓動画はコチラ↓

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作詞/作曲:穂口雄右 

発売:1976年3月1日(当時平均20歳)

売上:36.2万枚(オリコン最高3位)

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1976(昭和51)年3月に発売されたキャンディーズ9枚目のシングル曲です。

 

ここへきて「王道」の曲を記事にしました。

「春の曲」を紹介する上でなくてはならない曲で、当然ように自分の音源の中に入っています(笑) この連休でウォークマンからiーPodへ乗換え、3万曲対応のものにしました。

この曲こそ、春の曲として後世に歌い継がれる曲であり、今に至ってもリメイクされていたり、全く色が褪せる事のない名曲中の名曲です。

今年2022年になっても、こんな風にリメイクされています↓

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上の動画がアップされるに際して、作詞作曲の穂口雄右さんからも絶賛のコメントが上がっていたのを見ました。

 

キャンディーズの曲は個人的には、穂口さんのイメージが強いですが、穂口さんが作曲したのが全体の約半分を占めています。ただし作詞となると珍しく、この「春一番」と次の「夏が来た!」の2曲のみです。

穂口さんというと、このようにキャンディーズ作品に多く関わった人物という印象が当時強かったと思われ、実際にキャンディーズの楽曲を最も多く手掛けていたようです。

元々は実力がありながら売れなかったグループサウンズアウトキャストの出身で、当時日本にほとんどなかった高額なオルガンを買ったという話を聞いた事があります。

アウトキャストはガレージパンクからバラードまで幅広い曲をこなしていましたが、当時の状況から短命に終わったそうで、それ以前のアマチュア時代はあの寺尾聰さんらとバンドを組んでいた事もあるそうです。

 

春一番」の話に戻りますが、キャンディーズを代表する曲の割に、チャート的にはオリコン最高3位で、36.2万枚とそれほどすごい売上ではありませんでした。

こんなに後世に歌い継がれてるんだから、オリコン1位くらいとってて、100万枚くらい売れたんじゃないの?と思われても全く不思議ではないと思いますが、それでも当時のキャンディーズの楽曲で最も売れていたのは、初めてTOP10に入り「ブレイクした」とされる4枚目「年下の男の子」(最高9位。26.0万枚)で、「春一番」までの8作でTOP10入りはこの曲だけという状態でした。なので、この「春一番」は初めてTOP5にも入り、30万枚を突破し、彼女たちにとっては大ヒット曲でした。

 

それでもこの枚数にとどまったのは他に理由があり、この曲は元々前年に出たアルバムの中の1曲として収録されたもので、翌年になってシングルカットされた、という事があります。ただし、当時はアルバム曲がシングルカットされる事は少なからずあり、そのせいであまり売れなかったという事は考えにくいかもしれません。

 

やはり♪もうすぐはーるですねぇ のフレーズの強さは圧倒的だと思います。今の若い人たちでも、ある程度の割合は知ってるんじゃないか、と勝手に思っています。もう発売から46年も経ちますが。

あと詞を見てて、言葉が多くて、結構スピーディーに歌い上げている印象があります。つくしの子が恥ずかし気に顔を出すとか、ササっと歌われる割には、ひとつひとつその情景が思い描きやすい事も感じます。それぞれの言葉が平易でシンプルなんだと思います。

春の晴れた野原でこの曲を聴きながら歩き回って春を満喫したい!と思いますが、最近は花粉が凄い印象が先に立って、春を手放しで楽しめないのが悩みの種というものです。