週末だけど明日は仕事の「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ(最初の曲)↓
作詞:大友康平/作曲:簑輪単志
発売:1994年10月10日
売上:3.7万枚(オリコン最高14位)
1994(平成6)年発売のHOUND DOG28枚目のシングル曲です。
HOUND DOGのセールス的には、1992(平成4)年の「BRIDGE~あの橋を渡るとき~」をピークに、その後数字的には下降していった感があり、そんな頃の作品で、オリコン最高14位で、3.7万枚の売上でした。この時期以降では、それほどのビッグヒットは出ていなくて、オリコンで最高10~20位くらいになる状況でした。
彼らの楽曲がある程度パターン化され、良い意味で「安心して聴けるロックバンド」というイメージが定着した向きもあったと思います。しかし、この曲はそこからちょっと規格外れにガツンとゴリゴリのヘビーなロックで、メッセージ性に満ちた作品でもありました。
ちょうど1ヶ月後に発売される同名アルバムの先行シングルとして発売された作品ですが、このシングルの方のジャケット写真を検索するのに手こずりました。ググったらアルバムの方ばかり出てくるし、自分の手持ちのCDはもう無くて、数年前の断捨離時に捨ててしまったようで…。
サビの♪ROCK ME ROCK ME…がテンション高くて、初めて聴いた当時実に気分がアガったものでした。「高まる」ってこういう感じかと…思ったものでした。
二番の初めの♪死んでるようにダラダラ生きるより 生き急いで早死にした方がまし、という部分を聴くと、彼らの少し前の曲「15の好奇心」を連想してしまいます。この曲には♪ジジイになる前に死んでやる という、より直接的な歌詞がありました。
二番が終わった後、♪こだわり続けて 転がるのさ…からの部分は、ちょっとしたラップっぽい歌唱になっていて、彼らの楽曲ではかなり珍しいんじゃないかな?と思います。今これを書いていて初めて「ラップっぽいな」と思いました。ラップじゃなくて、ラップ「っぽい」ですが。
最初の前奏から、壮大なロック?感のある重厚なサウンドにワクワクしたものでしたが、これカラオケで歌うと結構苦しくて、スゴイな大友さんともよく思ったものでした。
HOUND DOGに関しては、どうしてもその末路というか、辿った道が残念で仕方ないのですが、20世紀中の楽曲だとまだそんな雰囲気でもなかっただろうし?と思って、不要な事は考えずに今でも聴いています。
「安心して観に行ける、聴ける」そんな国民的ロックバンドであったHOUND DOG、彼らが当時の若者たちに示したメッセージは今でも息づいていると思うので、曲が流れてきたらやはりこれからも聴き入っていきたいと思います。