今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (5)悲しいね/渡辺美里 (1987)

今日の1曲、第5回はこの曲です。

●悲しいね/渡辺美里 (1987)

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80年代中盤に彗星のごとく現れた歌姫といってよい存在で、以降ライブ女王として長らく君臨し、西武球場のコンサートは恒例となり、デビュー翌年1986年に「My Revolution」がヒットしたその年から2005年まで20年連続で開催されました。

 

この曲はブレイク翌年の1987年12月9日に発売された彼女9枚目のシングル曲で、オリコン最高2位を記録し、17.5万枚を売り上げています。

個人的に美里曲で一番好きな曲ですが、リリース当時から大好きなフレーズがあります。

 

♪やさしく息がかかるくらい近くにいて せつないほど君を遠く感じている…、のところ。当時の自分の思いに重なるところ大で、この時高校2年生、華のセブンティーン?で、クラスの席で自分の好きだった女の子がすぐ前の席だったんです。それこそ「やさしく息がかかるくらい」近くに、その人がいました。けどクラスの高嶺の花のその彼女は「とても遠い存在」でした。好きだったけど告白なんてとんでもないレベルで、話ができるだけでも良かったくらいでした。

でも後ろからは話しに行くのは難しく、彼女が後ろを振り向いて話しかけてくれるのを待つばっかりで、そうして欲しい一心で学校の宿題を完璧にこなして「いつでもノート見せたげるから聞いてきて!」と決して言わなかったけど、それくらいの気持ちで、後ろの席で待ち構えていたものでした。それもあってか?時には「答え合わせ」といって彼女が後ろ振り向いて、持っているノートとこっちのノートの答えを突き合せてきてくれたりとか、してくれました。

そんなやりとりも、席が離れたら終わってしまい、当時ツキ1でクラスの席替えやっていましたが、この時の席はずっと続いててほしかったものでした。基本あんまり楽しいと思えなかった高校が、この1ヶ月だけは夢のように楽しかった…

 

今日の1曲というより、単純に自分の高2時代の思い出話になってしまいましたが、そんなころに流れていたこの曲のフレーズが当時から、そして今も聴くたびに胸に突き刺さってきます。

 

久々にこの時の事を思い出しましたが、それも最近、この当時の担任の先生か亡くなられたらしい情報が入ってきた為でした。豪快で面白い先生で生徒を自宅に呼び入れてパーティーもしたり…。自分の人生の中で屈指の楽しい年だった1987年、時は流れても生きている限りは思い出は褪せないものだなと。