今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (64)春恋歌/つばきファクトリー(2018)

3連休のスタートは寒の戻りの「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞:大森祥子/作曲:鈴木秋則

発売:2018年2月21日(当時平均17.3歳)

売上:7.3万枚(オリコン最高2位)

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2018(平成30)年2月に発売されたつばきファクトリー3枚目のシングル曲です。

 

つばきファクトリーは、モーニング娘。などが所属する「ハロー!プロジェクト」のアイドルグループですが、こぶしファクトリーよりやや遅れて結成されたものの、同期グループ扱いです。

その同期グループであるこぶしファクトリーは、結成時から圧倒的な歌唱力を武器にトントン拍子でメジャーデビューへと漕ぎつけますが、これに対して何かと比べられてきて、何かが足りないと評されたのか、当初6人のメンバーに途中から追加で3人が加入し、結成後2年近くを経てようやくメジャーデビューとなったのが、2017(平成29)年2月の事でした。本作はその1年後に発売されたメジャー3枚目になり、トリプルA面のうちの1曲です。

 

この時期になると、前年こぶしファクトリーで当初8人いたメンバーが相次いで抜け、5人になり、往時の勢いに陰りが見られ、孤軍奮闘の形で活動を余儀なくされ、逆につばきファクトリーは前年メジャーデビューから年末はレコード大賞新人賞を受賞するなど、ノリにのって形勢がすっかり逆転してしまっていました。

この2グループは、ハロプロでいうとかつての「Berryz工房」と「℃-ute」のような同期グループで、互いにしのぎを削って良いライバル関係が再現された格好でしたが、どちらかが良いと、もう一方が悪くなり、互いに好調時があまり見られないまま、こぶしファクトリーが2020年解散となってしまうのが残念でした。

 

さて、曲の話を全然していませんでした。

「春の曲」ということでセレクトしました。タイトルは長渕剛さんの「巡恋歌」の語呂を意識したのでしょうか、わかりませんが、ある年齢層以上が「しゅんれんか」と聞くと「巡恋歌」を思い浮かべるのでないかと。

春の訪れと、これに見合う?爽やかな歌唱、ともすれば「熱い」ノリのハロプロらしからぬ感じですが、これがハロプロの中でも「つばきファクトリー」のウリであり、正統派アイドル集団として、さわやかな楽曲が最も似合うグループであり、この手の曲はお手のものです。グループカラーがそういう、清楚系・正統派、色でいうと白のような感じですね。歌詞全体をぼんやり眺めていて、さわやかな情景に満ち溢れていて、これをハロプロで歌うなら、「つばき」しかない、という感じでもありました。

 

前奏のフリで、メンバーが時計回りに踊るダンスがあるのですが「人形」がイメージとか、そういう人形っぽさが似合うグループでもあると思います。

ただし、あくまでもハロプロのグループなどでスキル二の次で清楚・爽やかという外見重視という訳ではないです。外向いて時計回りに人形のように踊る時の足捌きというかステップの取り方が難しそうで、難しい事をサラッとやってみせるのがまたハロプロイズムでもあると感じます。

♪春に着替えようかコート脱い~で なんて、今の時季にピッタリな歌詞ですね。その後の♪素の私晒して って独特な表現ですが、これ以上ないくらい晒す事を表現するのにこういう言い回しにしたのかな?とか思いました。

結びの♪雪解けの新世界 恋を始めましょう の部分も、先の♪コート脱いで などもそうですがキャンディーズ春一番へのオマージュかと思うような部分が随所に感じられました。春を迎える曲を書くと、大体そうなってしまうのかもしれませんが。

 

毎日のように、春に関する曲について綴ってみて、また春を迎える事が楽しみになってきています。