今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (70)桜ナイトフィーバー/こぶしファクトリー(2016)

新年度を迎えてからPCのネット契約が切れ、スマホで更新する「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:KAN

発売日:2016年2月17日

売上枚数:4.1万枚(オリコン最高1位)


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2016(平成28)年2月発売のこぶしファクトリーメジャー2枚目のシングル曲(トリプルA面)です。

 

元々は「愛は勝つ」でお馴染みのKANさんの作品で、自身の楽曲としてリリースしていましたが、事務所の後輩にあたるハロプロこぶしファクトリーが歌う事となったものです。

 

ハロプロのグループが毎年春に一堂に会する「ひなフェス」では定番曲として、全員で歌われたりして、春それも桜の時期の象徴的な曲として、特にこぶしファクトリーの活動期間中は重用されました。

 

この曲のユニークなところは、桜を見る側ではなく、人に見られている「桜の目線で」描かれている事です。

 

春が来て、自分たち桜の周りで人が浮かれ騒いでるけど、それってどうなん?とまあそんな感じの曲です。

 

夜になってもライトアップで照らしてまぶしい、夜は眠りたいのに。とか、咲いたときだけ人は寄ってくるけど、散りゆく時は吹雪だという。散っても咲いても、自分たちはいつも変わらず同じ場所に立っているのに…という、自分達への人の反応の違いっぷりを色々と詞に表現されています。

 

確かにそうだな、と感じること多々で、現に今だって桜が咲いてる写真撮ってTwitterにあげたりしてるけど、咲いてない時はそんな事全然忘れてしまってるので。咲いてる時だけチヤホヤしてる事を痛感しています。

 

ラストのセリフが今となっては切なく感じます。メンバーの浜浦彩乃さんが叫ぶ

「さくらもこぶしも咲き誇れ!」

というもの。この楽曲を歌う「こぶし」こと、こぶしファクトリーが解散してもう2年になりますが、こぶしは人々の心の中で咲き誇り続けているだろうか、という事を考えさせられます。

 

こぶしファクトリーはこのシングルでグループ初のオリコンウィークリーチャート1位👑を記録しました。当時はまだキャリアの浅い頃で、歌唱力が抜群の新進気鋭のグループとしてた名を馳せましたが…。その後8人から5人になる茨の道を歩く事となり…

 

それこそ桜🌸の如く、短く咲いたこぶしの花、武道館の悲願を達成する事なく解散してしまい、同期グループの「つばきファクトリー」に夢を託しています。

 

儚い桜の季節、この曲を聴くと桜の眺め方を考えさせられるというものです。