梅雨模様が本格化してきた「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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発売日:1994年8月29日(当時33歳)
売上枚数:56.1万枚(オリコン最高1位)
1994(平成6)年8月に発売された氷室京介さん10枚目のシングル曲です。
氷室京介さんといえば、「BOΦWY」として、日本ロックの歴史を変えたといわれるほど、'80年代後半の音楽シーンを牽引し、そして1988(昭和63)年に衝撃的な解散を遂げ、いまだ再結成される事のない、まさに「伝説」のバンドでボーカルをとっていました。
同年「ANGEL」(オリコン最高1位。37.5万枚)でソロデビューし、いきなりヒットを飛ばし、順調なソロでのスタートを切っていました。
シングルでは1992(平成4)年発売の7枚目「Urban Dance」(最高2位。29.6万枚)までは常に最高1位か2位を取っていました。
最も売れたのは1993(平成5)年の「KISS ME」(最高1位。123.1万枚)がダントツの大ヒットで、唯一のミリオンセラーとなりました。
その「KISS ME」以来、1年8か月のインターバルを経てリリースされたのがこの曲で、このクレーンのてっぺんに立っているジャケットが大変印象的でした。
前作の売上比では半減になったものの、連続で最高1位を獲得しました。
この曲を最後にレコード会社を東芝EMIからポリドールへ移籍する事となります。
彼のシングル曲でデビュー作「ANGEL」は、まだBOΦWYを引きずってた感が窺えるロックサウンドでしたが、以後の曲はそれとは一線を画したムーディーな独自の世界観が展開されている、そんな感じでした。
大ヒット作「KISS ME」は久々にサビがキャッチーな快作で、これは売れるよね、という感じの曲でしたが、この「VIRGIN BEAT」も軽快なリズムでアップテンポなシングル曲でした。
♪VIRGIN BEAT HIGHER and HIGHER~というフレーズが何度も聴こえてくるのが印象的でした。その次の♪HARDER and HARDER~という部分は「ハラダハラダ~」とか言いながらカラオケで歌っていました(笑)
サビに向かって歌っているBメロ♪誰も俺たちを止められやしない~の部分が最もポップになっていくのですが、逆に何を歌っているのか聞き取りづらくなっている(ドラムを中心としたBGMの音が大きい)のは、元々の仕様なのでしょうか?
♪終わらないダンス 逃がさないチャンス というこの2フレーズの間が間髪入れずにかつ韻を踏まれるような形で歌われるのがなんとも心地よく、歌っててもこの部分は気持ちの良いものがありました(笑)
近年は耳の不調などで、かつてのような第一線でバリバリの活躍は見られないようですが、それまで築き上げてきたものは決して色褪せる事のないもので、また今後も違った形での活躍が見られると、それはそれで嬉しい事と思います。