今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (1)ポップコーンをほおばって/甲斐バンド(1975)

このブログでつれづれ呟こうと思いつつ、コレといった芯もないまま日だけが経ってしまい、核となるテーマを設定しました。それがこの「今日の1曲」です。

自分の所蔵?している曲の中から、特にテンションが上がる曲や落ち着く曲や浸れる曲等、とにかく気に入った曲をセレクトして、それについてコメントする感じで。

第一回は、いきなりシングルA面曲ではない曲ですが、個人的にものすごくテンションの上がるこの曲です。

●ポップコーンをほおばって/甲斐バンド(1975)

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この曲は甲斐バンドが2年目にして大ヒットさせた「裏切りの街角」に続くシングル「かりそめのスウィング」のB面曲として1975年10月20日に世に出て、その直後11月5日にアルバム「英雄と悪漢」の1曲目に収録されています。

 

まだ曲を聴かずにタイトルだけを知っていた頃に勝手に描いていたのは、のどかな雰囲気でフォークっぽいサウンドの曲、そんなイメージでした。映画館でポップコーン片手にぼんやり考え事でもしてそうな、そんなのほほんとした雰囲気…。

そして前作の1stアルバム「らいむらいと」を聴いた後、その全体的にほのぼのとした、また甘酸っぱい雰囲気(←個人の勝手な印象)を基に、「英雄と悪漢」の出だし(つまりこの曲)を聴いたところ…

いきなりダーダーダと畳みかけるサウンドで裏にギターでシャカシャカシャカ…と。思いっきりロックじゃないの??と衝撃でした。

そして歌唱もスローではなく、畳みかけるようなもので、脳内で歌詞を理解するのが追いつけないほどでした。

甘く切なく歌い上げるところ、がなるところ、実にバリエーションに富んでいて、聞き手の感情がかなり起伏するよねこれは、という感覚もありました。

若き日の失恋を歌ったものですが、といってもここに出てくる彼らもまだまだ若い人たちで、まだこれからという時になんで終わってしまったの?という全体的に切ないいうをロックのリズムに乗せてスピード感いっぱいに疾走する…聴いてても歌ってても個人的にものすごくテンションの上がる曲です。