3月中旬を迎え、暖かな夜を感じた「今日の1曲」。
今日はこの曲！
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作詞：翔 ／作曲：Johnny
発売：1981年6月23日(翔：当時23歳)
売上32.0万枚(オリコン最高4位)
1981(昭和56)年6月に発売された横浜銀蝿3枚目のシングル曲です。
「羯徒毘璐薫'狼琉」と書いて、「かっとびロックンロール」と読みます。「夜露死苦」みたいなものですね。
オリコン最高および売上枚数は、いくら調べても分からず「ザ・ベストテン」最高5位はすぐ分かりましたが、調べに調べてやっと分かりました。
オリコン売上の歌手別サイトがありますが、そこに載っていない歌手・グループのチャートが不思議なぐらいに、いくら調べても分からず、なんでこんなそこそこ売れた曲の順位や枚数がこのインターネット時代に全然分からないのか不思議で仕方ありませんでした。この曲は売れてたのでなんとか分かりましたが…。
横浜銀蝿は1980(昭和55)年に「横須賀Baby」という曲でデビューし、'80年代に突如現れたリーゼントに革ジャンスタイルで当時流行した「ツッパリ」を代名詞にしたようなロックバンドでした。正式名称をTHE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIALという、わざと長ったらしくしたもので、単に「横浜銀蝿」と表記するものが殆どでしたが、たまに「T.C.R.横浜銀蝿R.S.」という表記も見た事があります。
この曲の前作(2枚目)が大ヒットとなった「ツッパリHigh School Rock 'n' Roll(登校編)」でした。この曲で一気にブレイクし、時代を彩る存在となりました。
当時小5になるかどうかでしたが、high schoolという英語が書けず、この曲名の表記が出来なかったのを覚えています。そもそもhigh schoolが「高校」を意味する言葉とも知りませんでした(笑)
この「羯徒毘璐薫'狼琉」はその大ブレイクシングルの余勢を駆るような形でリリースされました。
彼らの代名詞的フレーズでもある「バリバリ」を多用する曲です。最初からして♪真夏の～夜にバリバリ です。そして○○○○バリバリが3回登場し、間奏でもボーカルの翔が♪バリバリ～ とシャウトしています。
また、車の効果音を色々と使っている曲でもあります。
冒頭がエンジンスタートの音だし、間奏ではレーシングカーがエンジン音の唸りをあげているように聴こえます。そしてロー、セカンド、サード、トップ、オーバートップなど車のギアに見立てたフレーズも出てきて、それぞれに輪唱のような??エコーのような効果がかかっていました。
彼らのアルバムもぶっちぎりさあどとか、ぶっちぎりトップとか、リリースするごとにギアが上がっていくようなタイトルでした。
バリバリ言いながら勢いよくぶっ飛ばしてる曲、という感じで、とにかく翔のダミ声?ボーカルがその勢いを表現するに十分なパワーを持っていて、とにかく若い勢いの曲です。歌詞のクオリティーとかこの際どうでもいいという感じで娯楽として、Rock 'n' rollというものを大衆化していく伝導的な曲として、ただただカッコ良くて素晴らしいなと思っています。「アゲ」ていきたい方は聴くべし、というところです。
