連休真っ只中の「今日の１曲」。
今日はこの曲！
↓音源はコチラ↓
発売日：1981年3月12日(当時16歳)
売上枚数：52.1万枚（オリコン最高2位）
1981(昭和56)年3月発売のマッチこと近藤真彦さん2枚目のシングル曲です。
マッチは1980年代前半のアイドル歌謡シーンの常に先頭を走っていた印象が強く、まずデビュー曲が1980(昭和55)年に発売された「スニーカーぶる～す」でオリコン最高1位、104万枚を売上げるという快挙を成し遂げました。
当時「デビュー曲で初登場1位」が史上初の記録で、しかもこれがミリオンセラーという、これ以上ない鮮烈なデビューとなりました。
その鮮烈なデビューを受けての今作ですが、最高は2位どまり、それでも52万枚を売上げました。前作がすごすぎたので半減の格好にはなりますが、それでも50万越えでした。
その後の曲(3枚目「ブルージーンズ・メモリー」)からがまた1位が続き、以後14作連続で1位を獲得し続けていきますが、この「ヨコハマ・チーク」だけが2位に終わり、もしこれが1位を獲得していたら「デビューから16作連続1位獲得」の快記録になっていたところでした。これが達成できなかったのは当時、寺尾聰さん「ルビーの指環」という怪物曲?があり、これが長きにわたり1位を独占し続けた為、不幸にもこれが真っ盛りの時に被ってしまった事が大きいと思います。
作詞・作曲は松本隆／筒美京平の両氏で、太田裕美さん「木綿のハンカチーフ」の黄金コンビで、マッチの楽曲はデビューから3作連続でこのコンビの手によるものであり「万全の体制」で制作された楽曲、と見受けられます。このジャケットでもそうですが「髪の長いマッチ」の頃の楽曲はすべてこのコンビの手によるものです。
この曲は個人的には、自分が小4から小5になる時に出た曲で、衣装が金色のジャンバーに中が網シャツだったのを覚えています。次のブルージーンズ・メモリーが銀だった気がするんですが…。
サビの♪Dance！のところが、「ダン！」だと勝手に思っていました。間奏の部分でさんざん「ダンス！」といってる訳ですが…、、なんか勝手にそう聴こえてしまったんですね。
当時英語も習ってなかったので「チーク」って何のことか分からなかったし、「ヨコハマ・ジルバ」の「ジルバ」も何のことか分からない、そんな知らないことづくしの中で、楽曲のメロディーを気に入って口ずさんでいたものでした。
しかし、後年英語を習っても解せないフレーズがひとつありました。それは♪Please, I Love Youのところ。英語として成立するのコレ??という感じで。これはむしろ大人になってからモヤモヤした点で、当時は何の意味も考えずに歌ったりしてました。語呂が良かったんでしようね、この部分の。
音源では、間奏の♪Dance，Danceの部分はコーラスのみでしたが、「ザ・ベストテン」などの歌番組で歌う時はマッチが自ら♪ダンス、ダンス、ダ－ンスとシャウトっぽく歌っていた記憶がありますね。こういうのって、自分の場合は歌番組を基準に聴いていたので、後年音源を聴いた方が違和感があった、ってはのザラでした。
♪朝まで恋の「逃避行」とか、魂が「ショート」しそうとか、当時知らないフレーズだらけだった事を40たった今、改めて思い出しました。そうやって少しずつ言葉を覚えていってたな、という事も。
子供の頃は「テレビは2時間まで」だとか「こういう番組は見たらダメ」とか、親から色々言われてきた訳ですが、こういう番組を見て、言葉の意味を知るなら全然アリだなと今からすれば思います、視力に与える影響は別として。
この曲は特に、当時から見てもどこか懐かし気なメロディーが印象的でもありました。良い意味で今どきではなかった感じが。
