気がつけばあっという間に5月も終わってしまう「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓MVはコチラ↓
作詞/作曲:中島卓偉
発売日:2015年2月4日(当時 平均17.7歳)
売上枚数:4.9万枚(オリコン最高2位)
2015(平成27)年2月に発売された、アンジュルムとしては初作のシングル曲です。
アンジュルムは「スマイレージ」の名で4人組グループとして2010(平成22)年にメジャーデビューし、ここから通算するとメジャー18枚目のシングルとなります。
スマイレージ時代に17枚もシングル出していたのか、と驚きでした。しかもその前インディーズ時代に4枚出しているので、シングルそのもので20作以上だった訳です。
2014(平成26)年秋に「スマイレージ」からの改名が決まり、一般公募で募集し、結局はメンバーの中西香菜さん(かななん)の命名した「天使の涙」を意味した「アンジュ+ラルム」という造語で「アンジュルム」に決定した経緯があります。
その際に3期メンバーとして3名を追加し、スマイレージとしては実質6名で活動を終え、2014年末に改名が披露され、実質2015年から9名での活動が始まり、以後8人を下回った事のない大所帯グループとして、卒業/加入を繰返しながら、現在も活動しています。
女優の蒼井優さんやシンガーソングライター堂島孝平さんなど根強いファンを持ち、今年5/11に発売されたばかりの最新シングルのうち「愛すべきべきHuman Life」は遂に堂島さんの作により彼女たちが歌う事となりました。
「大器晩成」の楽曲について、やはりアンジュルムに改名してからの第一弾シングルという事でMVも気合が入っていて、改めてという形で今回の新メンバー含め全員の名前紹介シーンがあります。そして、それまでのスマイレージのキャッチフレーズ「日本一スカートの短いアイドル」的なイメージを根底からひっくり返したような陽気なナンバーにもなっています。
しかしまぁメンバー変遷が激しく、この楽曲が出たのが7年前の事ですが、このジャケ写を観て、この9人のうち今でもグループで活動しているのはわずか2人のみで、左から3番目のショートの竹内朱莉さん(タケちゃん。当時サブリーダー。現リーダー)とその右に座っている佐々木莉佳子さん(りかこ。当時新メンバーにして最年少)だけとなりました。
またそれまで、スマイレージ時代は最後まで、つんく♂さんの作詞作曲でしたが、今作は中島卓偉さんが作詞・作曲とも担当し、以後彼はハロプロ楽曲作家のビッグネームにもなっていきます。
アイドルという儚いとされるものに「大器晩成」って何を歌わせるんだ、って感じですが、大器晩成?をひっくり返せって曲なのです。
基本メンバーが何人かで歌う「ユニゾン」の曲で、メンバーのソロパートはあまり聞けませんが、いわゆる「落ちサビ」で2ヶ所、2人がソロを歌い、ここが大いにクローズアップされます。
特に後ろの♪どんな時代にも~なーがされずにーーー、という部分、ここが実に高らかに歌い上げられて、ライブでは「おおおー」と最高潮に盛り上がっていきます。当初はこの部分を新メンバーの室田瑞希さんが歌い上げ、新メンバーをここで大抜擢したか!とヲタクの間では?話題になりました。
そしてこの曲は、メンバーがガラッと変わっても、今でもライブの「鉄板曲」で、新規でライブを見に来た人にも、リーダーのタケちゃんが「ここで飛ぶよ!」とか誰でもノレるように盛り上げています。
そして先のソロパートを現在の最年少・松本わかなさんが去年の3月、当時中一にして「赤ちゃん」と呼ばれるベビーフェイスながら、高らかに歌い上げられたシーンは、ネット配信で表示されるセリフが止まらないほど、大盛り上がりをしていました。
間奏のトランペットの早吹き?のようなスピーディーなサウンドがとても印象的で、それまでのスマイレージ楽曲では考えられないような音だなと。まあアルバム曲では結構ファンキーな音で攻めてたりはしていましたが…
そしてこの間奏の間、メンバーが半分踊って、半分じっとしてるんですが、「この間だけ少し休憩できる」とあるメンバーが言っていました。ハロプロ楽曲って踊りっぱなしのイメージが強いので、こうやって「休む」みたいな感じを見るのが逆に新鮮でした。
そして、当初も今も残っているメンバー・佐々木莉佳子さんの最後の大ジャンプもライブの見どころのひとつです。