今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (85)ツッパリHigh School Rock'n' Roll(登校編)/横浜銀蝿(1981)

今年は春というものがしっかり感じられたけど、そろそろ暑くなってきた「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:タミヤヨシユキ

発売日:1981年1月12日(翔:当時22歳)

売上枚数:56.6万枚(オリコン最高2位

1981(昭和56)年1月に発売された、横浜銀蝿の2枚目のシングルです。

正式名称は、このジャケットにも書かれてある通り「THE CRAZY RIDER 横浜銀蝿 ROLLING SPECIAL」といいますが、メディア向けには略称として「横浜銀蝿」のみの表記です。

 

個人的に、当時小4から小5になる頃で、TVの歌番組を見始めた頃でしたが、横浜銀蝿の楽曲として初めて知った曲にして、彼らの最も有名な、代名詞的楽曲でもあります。

彼らは前年1980(昭和55)年に「横須賀Baby」でデビューし、これが2枚目のシングルで、ここで一気に「ブレイク」し、この独特の風貌(革ジャンにリーゼントとドカンと呼ばれる白ズボン)と、この曲のタイトルにもなっている「ツッパリ」という言葉を一気に世に広めた存在として、時代の寵児となりました。その後流行する「なめんなよ」のなめ猫も、この流れの延長上にありました。

 

1970年代前半に時代を飛び越えて現れた、矢沢永吉さん率いる「キャロル」の10年後に現れた二番煎じみたいにも言われ、同時期舘ひろしさん率いる「クールス」にはもっと近い風貌で、やはり焼き直し感も持たれましたが、彼らがいわゆる「叩き上げ」なのに対して、横浜銀蝿「ツッパリのコスプレをした高学歴集団」で、実際には不良とは全く無縁なメンバーの集まりでした。そういう意味では、宇崎竜童さん率いる「ダウン・タウン・フギウギバンド」に近いのかもしれません。

 

この曲の作詞・作曲タミヤヨシユキ氏とは、リーダーの「嵐(らん)」氏であり、リードボーカルの「翔」氏のお兄さんでもあります。この曲がTVで歌われていた時、小学生として見ていましたが、この2人が兄弟とは全く知りませんでした。

 

♪今日も元気に ドカンをきめたら ヨーラン背負って リーゼント という歌詞で始まり同じリズムが続きますが、これは都々逸のリズムとの評があり「いわれてみれば」って感じでしたが、七七七五が基本なのですね。勢いだけで歌ってるように見えて、緻密に計算されているのですね。

ヨーランは洋ランと表記され、長い学生服で裏地に刺繍があったりするもので、1970年代から80年代にかけて、学生服でオシャレを決めた時代でもありましたが、一方でこれらの学生服は「校則違反」として取締りの対象に大いになったものでした。

メンバーは嵐、翔、Johnny、TAKUという顔ぶれなのですが、なぜJohnnyなのか、彼だけがネーミングの由来が分からないんですよね。キャロルの2番目・故ジョニー大倉氏にあやかってのものなのか…?彼もまたなぜ「ジョニー」だったのか分からないのですが…

 

それはさておき、この曲は最初から「登校編」と( )書きされていて、翌年に「試験編」がシングル曲として発売され、同じリズムでアレンジが少し綺麗になって?この曲もまたヒットしましたが、銀蝿の代名詞というしやはりこの「登校編」になるかと思います。

 

以上、ツッパリブームの火付け曲でした。

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