10月3連休を迎え気分高揚の「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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作詞:相沢行夫/作曲:木原敏雄
発売:1981(昭和56)年9月21日 (大友康平:当時25歳)
売上:不明(オリコンチャートインなし)
1981(昭和56)年9月に発売されたハウンドドッグ4枚目のシングル曲です。
このジャケットでは「ハウンド・ドッグ」と真ん中に「・」がありました。
●初期シングル曲
ハウンドドッグは1980(昭和55)年に「嵐の金曜日」という曲でデビューし、以後ここまでの約1年半で4作のシングル曲をリリースしてきましたが、オリコンで100位以内にチャートインした曲が1曲もなく、当時は初期のメンバーで、まだ地元の仙台を中心に活動していました。
この年のハウンドドッグはオリジナルのフルアルバムを2枚リリースしており、まだ世に出るレベルではなかったものの、その精力的な活動ぶりとパワフルな音づくりは素晴らしいものがありました。
この曲は3rdアルバム「Power Up!」に収録されています。
●高校時代のラブソング
♪俺たちのハイスクール・デイズ という歌詞があり、高校時代の設定です。
同級生?の男子に好きな女性ができたらしく、再三アドバイスをしていたのがこの曲の主人公でしょうか。
でもこの男子は好きな子の前では何にも言えずに「ブロークンハート」してしまう、あの頃はそんなウブだったよな。という感じの曲です。
●世に出る直前
ここまで4曲のシングルがいずれもオリコン100位に入らなかったハウンドドッグでしたが、この曲の次が1982(昭和57)年発売の「浮気なパレットキャット」で、この曲で遂に世に出る事になります。個人的にもこの曲で彼らの存在を知りました。
このとき、当時の歌番組「ザ・ベストテン」に、ベスト10入りが期待される「スポットライト」で登場(この時TVで見ました)し、化粧品のCMソングにも起用されましたが、スポットライトで登場して結局ベスト10入りしなかった唯一のアーティストとして記録が残っているそうです。
といっても、その後の曲がまたヒットせず、シングル的には3年後1985(昭和60)年の
「ff(フォルティシモ)」が出るまでは100位圏外で「浮気なパレットキャット」のスマッシュヒットがあるだけ、の状態が続いていました。ただそんな状態でも1983(昭和58)年に初の日本武道館コンサートは大成功を収めていました。この曲の出た頃はまだ、そんなカケラもない頃でしたが…。
●ジャケット
メンバー間で「心霊写真」といわれていたそうで、この歪んでいるのはわざとだと思いますが、最前でポーズをとっている大友康平さんだけしっかりピントが合っていて、当初から「大友康平バンド」だったのかな、と泥沼のバンドの週末を思い出すにつけ、そんな事を感じてしまいます。
顛末はあまり良いものではなかったですが、この時は初期メンバーで仙台で活動していて、個人的には技量が低くてもこの時期の「やりたいことやってる感」のある楽曲の方が好きですが。世の支持はまだ得られていない頃でした。