2023年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします、年明け一発目「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ↓
発売:1983(昭和58)年9月1日 (当時26歳)
売上:31.6万枚(オリコン最高5位)
1983(昭和58)年9月に発売された長渕剛さん11枚目のシングルです。
●ドラマ出演/主題歌
自身が初めて主演にしてドラマ出演した「家族ゲーム」の主題歌に起用され、ドラマも楽曲もヒットしました。
ドラマは好評を受けて翌年には「家族ゲームⅡ」の形で続編が放送されました。
そしてこの曲は1980(昭和55)年、彼が実質的に世に出る事となった「順子」の大ヒット以来、3年ぶりにオリコンTOP10(最高5位)に入り、それまでの曲はそれほどのヒットに結びつかず、この曲でようやく「順子」の一発屋の扱いを逃れた感がありました。
●当時の記憶
この曲が出た時の個人的印象ですが、まず長渕剛という人の顔と名前がちゃんと一致したのがこの曲の出た当時でした。
「順子」を歌っていた人、のイメージが全くなかったので、この曲で初めて知った形ですが、長渕剛という名前とその人が歌手であることは知っていました。
端的に言えば「石野真子さんと結婚した人」として初めて認知しました。でもその当時ですら「順子」の人と知らなかったし、髪の長い若い歌手ぐらいな印象しかありませんでした。それがこの曲で再びメディアに頻出してから、遂に顔と名前が一致するようになりました。
この当時は石野真子さんと離婚直後で、その心情を綴った曲もアルバムに出したり、一方の真子さんも芸能界に復帰した頃でもありました。
ただこの「GOOD-BYE青春/長渕剛」という並びがすぐに覚えられませんでした。
というのも、この当時リリースされたシングル曲で「握手でグッバイ」という曲があり、北川剛さんという方が歌っていて、内容は知らないんですが、曲目と歌手の並びが似ていて、よく混同してしまっていました。
●独特の歌い声
「順子」のヒットの頃から見ると、その歌い声は随分変わっていて、後の「とんぼ」のような完全なしわがれ声ではありませんが、その歌い声が現れ始めた頃、の曲でした。
前年の「花いちもんめ」あたりから、この歌い方が見え始め、フォーク歌手的な歌唱ではなくなってきていましたが、GOOD-BYE青春ではかなりしわがれ声が目立ち、特に♪あー、こーのままー のあたりの声の出具合にはよくあらわれています。
ゆったりした曲調で淡々と歌い連ねられていて、じっくり詩を見るまではそんなに思う事はありませんでしたが、全面的に悲しい感じの詞が散りばめられている事が感じられました。悲しい、というより「切ない」の方が合っているかもしれません、妙な脱力感に溢れた歌詞、である事を感じました。
この曲を境に、完全にしわがれ声路線へとシフトし、文字通りGOOD-BYE青春で、青春路線から決別していく、今聴くとそんな風に聴こえます。
最下部リンクにありますが、初めて彼の曲としてしっかり音源を聴いた時のもので、この曲までのシングル曲が収録されたシングルコレクションがリリースされています。どことなく明石家さんまさんっぽい風貌ですが(笑)