5月もまん真ん中、30度近い暑さもすぐそこという「今日の1曲」。
今日はこの曲!
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作詞:松本 隆/作曲:吉田拓郎
発売:1982(昭和57)年6月21日 (当時27歳)
売上:17.4万枚(オリコン最高9位)
1982(昭和57)年6月に発売された西城秀樹さん42枚目のシングル曲です。
●6年目
曲の事を語る前に…
今日5月16日は西城秀樹さんの命日です。
5年前の今日、63歳の若さで旅立たれました。生きていればまだ68歳、同年代でまだまだ元気な人が沢山いる年代です。
なので、今日はヒデキの曲をPickupしました。
●サマーソング
ジャケットの真っ白な衣装で分かるように「夏の曲」です。
だいぶ昔の知り合いが「ヒデキは白が似合わない」と言ってた人がいたのを思い出しました。髪が多く肌も色黒だからでしょうか?白い服がふんわり浮いてる感じがしました。
激しい情念をもって身体を振り乱す曲が真骨頂と思えるので、こういうライトな感じの曲ってイメージとだいぶ違ってくるのですが、ステージングを見てると軽くこなしてて、元々の歌唱力の高さがどんな楽曲でも対応できるようになっているのかな、という感じでした。
●長髪の頃
1972(昭和47)年以来ずっと耳が隠れるほどの長髪を通してきたヒデキですが、この年の末に耳が出るくらいに髪を短くして、シングルでいえば次の「漂流者たち」(1982年9月発売。最高15位。8.2万位)のジャケットが最後の長髪姿で、その次の「ギャランドゥ」(1983年2月発売。最高14位。13.7万枚)から髪が短くなっています。しかしギャランドゥがオリコンTOP10に入ってなかったとは…今ここで調べて書くまで、思っていませんでした。
●最後のTOP10曲
オリコン最高9位を記録しましたが、ヒデキのシングルで最後にTOP10入りを果たした曲でした。
次の「漂流者たち」以降もいくつかのヒット曲は誕生するものの、オリコンで10位以内にランクインする事は2度となくなってしまいました。
●作家陣
サビで、歌詞上はSay it 少女 と記されていますが、歌い方としては
🎵セイイェイ イェイイェイ少女 って感じで歌っていて、これは作詞家作曲家どっちのつくったものなんだろう?とこの曲を聴くたびにふと思います。
●楽曲
夏の曲で、夏の海のランデブーという感じのフレーズがちりばめられ、またそういう雰囲気は感じますが、どこか寂し気な詞も入っていたり、「時計の針で傷つけ合えば」とか「オマエの気持ちが読み切れないよ」とか、結構ネガ要素もも入った曲だな、とも感じられました。
リアルで見ていた頃は、その爽やかさばかりが印象的で、深く考えおよばなかったのですが…。
二番の冒頭で
🎵夏色の雲がとばりをあげれば
とありますが、この曲で初めて「とばり」という言葉を聞きました。
まだ当時は何の事かも知りませんでしたし、「とばりをあげる」という言葉も聞いた事がなかったのですが…、なんにしても子供時代はこのような楽曲から言葉を覚えるって事がありますよね、自分にとってはこの曲にそれがありました。
それでいうと
🎵とーまどいランデブー
の「ランデブー」という言葉もこの曲で覚えたと思います。これもまた当時意味など考えた事もないレベルでしたが…。
●ザ・ベストテンで…
往年の歌謡ランキング番組の旗頭的存在の「ザ・ベストテン」には初期を中止に多数出演したヒデキですが、本作の頃になると、毎回ランクインして出場する形ではなくなり、時にはランクインしない曲が出たり、しても短い週で圏外へ落ちるなど出場が限られるようになっていました。
そんな時期の出演でしたが、確かこの曲だったと思いますが、「少々熱があってフラフラする」などと言いながら歌っていた記憶があります。黒柳徹子さんが「お気をつけくださいね」とか言ってて、この曲を聴くたびにこのエピソードも一緒に思い出します。
西城秀樹さん、今更になりますがあの世でゆったりとパフォーマンスを楽しんでほしいと思います