今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (214)SUPER STAR/長渕剛(1986)

夏の次に冬が来る?「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:長渕剛

発売:1986(昭和61)年7月2日 (当時29歳)

売上:9.9万枚(オリコン最高13位) 

1986(昭和61)年7月に発売された長渕剛さん15枚目のシングル曲です。

 

●ドラマ主題歌

それまで家族ゲームとその続編「家族ゲームⅡ」の家庭教師・吉本役のみのドラマ出演だった長渕さんが、違う役でドラマ出演したのが、この年放送された「親子ゲーム」で、その主題歌がこの「SUPER STAR」でした。

家族ゲーム」と「親子ジグ・ザグ」に挟まれて、少し影が薄いように言われることもありますが、疑似家族の喋らない「マリオくん」が印象的で、またこのドラマで志穂美悦子さんと共演した事で結婚したという、縁深い作品でもあります。

 

●上昇気運

当時の長渕さんというと、まだそれほど世間的な大物感がなくて、「順子」(1980.6.5発売。最高1位。94.2万枚)と「GOOD-BYE青春」(1983.9.1発売。最高5位。31.6万枚)のヒットした中堅どころ?的な位置づけだったように思います。

「GOODーBYE青春」以降は、再び売上枚数が落ち、「孤独なハート」(1984.3.21発売。最高21位。10.7万枚)はなんとか10万を越えましたが、翌1985(昭和60)年にリリースしたシングルは2作とも4万枚台となり、ドラマタイアップがなくなったとはいえ、かなり落ち込んできていた状況で、本作が再びドラマタイアップもあってか9.9万枚を売り上げ、10万返り咲きまであと一歩、まで来ました。

翌1987(昭和62)年の「ろくなもんじゃねぇ」(1987.5.25発売。最高3位。27.3万枚)あたりから、大物歌手的な雰囲気になっていたような気がします。

本作はその一歩手前の時期、そんな感じで、この曲をリリースして2ヶ月後に30歳を迎えます。

 

●アルバムバージョン

この曲はシングルバージョンとアルバム「STAY DREAM」に収録されているバージョンと、かなりの違いがあります。

シングル版は、ひとくちにいうと軽快という感じで、アルバム版はかなりしつこい感じがします。

サウンドはシングルはブルースハープの目だつフォークロック的なもので、アルバム版はアコギが前面に出つつ、セリフとか前振りとかがかなり「しつこい」感があります。笑い声とかシャウトとか、いろんな声を前奏とラストに盛り込んでいます。
アルバム版は最初からして、Hey!HeyHey!の圧のあるコーラスに長渕氏の何かしらの声が被さるのを6回ぐらい繰り返してて、ラストも同様な感じで長渕氏の放つ声がまた違ったものになっている、かなり遊び心のある作風になっています。

歌い方もアルバム版の方がかなりしつこく、がなりを入れてたり、とにかくシングルしか聞いた事の無い方にはある意味でアルバム版も必聴といえます。

 

●ツンツンヘアー

前年1985(昭和60)年に髪を短く切り、それまでの長い髪からかなりイメージチェンジした長渕剛さん。

この時もそのツンツンに立った髪型で、当時の流行りでもありましたが、しばらくこんな感じかと思いきや、翌年「親子ジグ・ザグ」の時は少し短くなっていて、まさかと思っていたら次の「とんぼ」ではもっと短くなって…という、あまりに急すぎる展開に戸惑いました。この当時の髪型は新しいイメージの長渕剛、という感じで、歌唱が後のだみ声が顕著になっていったのもこの時期だと思います。

それまでも本人はきれいな声ではなく、後のような声になりたい強い思いがあったようで、そんな事を感じさせる楽曲もいくつかはありましたが、髪を短くしたあたりから、後の長渕歌唱が確立されていったように思います。

 

ティーンエイジ 今日でオサラバさ

歌詞は、イキがっていた十代の事をあれこれ綴りつつ、そんなティーンエイジも「今日でオサラバさ」と歌い飛ばしています。

個人的に、20差になった時にこの曲をカラオケで歌って、このフレーズをめっちゃ強調してました(笑) そういう思い出のある曲です。

歌詞には、この曲の収録されているアルバム「STAY DREAM」のフレーズがありますが、これとは別に「STAY DREAM」という楽曲があって、♪くよくよ~するーなよ~、のフレーズで本人出演のCMでも使われていました。

 

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