今年もいよいよあと1ヶ月と少しの「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓MVはコチラ↓
作詞/作曲:つんく♂
発売:2006(平成18)年3月29日 (当時平均12.9歳)
売上:1.9万枚(オリコン最高6位)
2006(平成18)年3月に発売されたBerryz工房10枚目のシングル曲です。
●節目の10thシングル
Berryz工房といえば、モーニング娘。が所属する「ハロー!プロジェクト」で後輩グループとして登場し、2004(平成16)年3月3日に「メンバー全員が小学生」の状態で8人グループとしてデビューしました。
このシングルが出たのは、それからちょうど2年後の同じ3月の事でした。
8人いたメンバーは前作「ギャグ100回分愛してください」(2005.11.23発売。最高19位。1.6万枚)から、1人卒業して7人となり、結局この7人で2015(平成27)年の「活動停止」まで完走しました。
そんな中、節目となる10枚目シングルで、この時は中学生が5人、小学生が2人の編成でした。なので平均年齢が12.9歳とまだまだ若かった訳です。それでもデビュー前の全員が明らかに「子ども」の状態から考えると、少し成長して中学生的な雰囲気になってきたかなとは思います。
●クラシックのイントロ
この曲のイントロは、どっかで聞き覚えのあるメロディーだと思ったら、ショパンの「革命のエチュード」という曲で、この曲は昔「少女に何が起こったか」(1985年)という小泉今日子さん主演のピアノドラマでよく弾かれていた曲で、それで聞き覚えがあったんですが有名な曲です。クラシック曲は著作権切れになっているので、そこは問題なく使えるのだと思いますが、MVのイメージと結構合っていて、いい感じになっていました。
●大人への意識
歌い出しから
♪女の感です 恋の予感
という、脱・子供的な大人のイメージが窺えます。
それまでの楽曲が割と、楽しい感じのものが続いていたので、こんなちょっと背伸びした感じの曲はギャップがあり、急に「大人」を意識させるものが感じられました。
♪大人ならば泣かないの
とか
♪大人となる階段ね
なども、ダイレクトに「大人」を意識したフレーズです。
大人への階段を上っていった楽曲という感じで、この先の楽曲はそれまでの子ども然とした雰囲気がなくなっていって、大人の雰囲気が急加速度的に増していく事となります。
●MV
バレリーナのような格好をしたメンバーたちが走り回っていますが、立ち止まっている時は頻繁に金網が手前にぼやけて映っています。かごの中の鳥たちが逃げ出せないでバタバタともがいている…そんな風にも感じました。何を求めて、彼女たちは走っているのか…?
全体的に暗めのカットが、「大人への階段を上っている」彼女たちを表現するのにかなりの効果をもたらしているとも感じました。等身大というよりは、少し背伸びした感がより感じられましたね。
サビの
♪眩しい 愛しい やけに 悔しい
という韻を踏んだ部分が、松任谷由実さんの「卒業写真」を思い出しました。
ラストのぐちゃぐちゃに踊って最後全員が揃ってキメてる部分がありますが、これライブで見るとすごくキマッてて、それこそ♪Fuuuu~と感じでおもわず声援を送りたくなる最高のシメになっています。随所に出てくるクラップも印象的です。
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