遂に2023年も12月に突入、今年もあと1ヶ月を切った「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓音源はコチラ↓
作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童
発売:1977(昭和52)年12月5日 (当時22歳)
売上:16.1万枚(オリコン最高8位)
1977(昭和52)年12月に発売された郷ひろみさん24枚目のシングル曲です。
●ザ・ベストテン初登場曲
1977((昭和52)年12月発売で、翌1978(昭和53)年1月に放送がスタートした「ザ・ベストテン」で彼の楽曲として初登場した曲で、記念すべき初回の放送で5位にランクインし、出場しています。
●売上
オリコン最高8位、16.1万枚の売上でした。
当時22歳を迎え、アイドルというには少し年齢が上がったところで、1973(昭和48)年頃からずっとオリコンTOP10入りヒットを続けてきましたが、この辺りまでは続くものの、翌1978(昭和53)年ごろからTOP10入りしない曲が出てき始めて、転換期を迎えつつある頃だったといえます。
●作家陣
阿木燿子さん、宇崎竜童さん夫妻による作詞、作曲です。前作「帰郷/お化けのロック」(1977.9.1発売。最高2位。40.0万枚)もこの2人による楽曲で2作連続となりました。
この当時はこのコンビの手による楽曲が多く、同じ年に山口百恵さんの「イミテーション・ゴールド」もリリースされていたり、時のヒットメーカーでした。しかしこのコンビと郷さんの絡みって意外でまた面白いものですね。
●さしずめハンター
禁猟区というタイトルで、「猟」の字があるように、この曲の主人公はハンターです。
♪さしずめ僕はハンターで
とした後に、
♪あながち僕はハンターで
としたのは、単に語呂的なものでしょうか。
女性という「獲物」を追いかけて、狙いを定めて引き金を引くはずが、、
ずるい「君」に
♪僕にはどうにもお手上げさ
となってしまいます。
猟をしようと思うんだけど、できない…、「禁猟区」なのですね。
近藤真彦さんの「ホレたぜ、乾杯!」という曲もこんな感じの内容だったなと、ふと思い出しました。
●スピーディーなサウンド
サウンド面で耳を惹く?のは、序盤のギターの音です。
♪ジャカジャカジャカジャカ…と、裏音のように随所に出てくるこのサウンド、特にイントロとアウトロで顕著ですが、表面のスピードあるサウンドにちょっと動きを止めるような役割をしているようで、逆にスピーディーなサウンドを引き立たせているようにも感じます。
それと、間奏に入るところで表の音とこのギターサウンドを二度繰り返した後の、いきなり出てくるトランペットのような音がスピーディーに展開していく部分がものすごく高まります。
この曲の歌詞を借りるならば、それはまるで獲物を追っている狩人が、広い野原をどこまても駆け巡っているような…そんな姿がこのサウンドで連想されました。
そんな感じで、個人的にこの時期の郷さんの楽曲は、サウンドが好きな曲が結構多くて、ファンキーな感じのものが多いですね。「バイブレーション」なんかもファンキー全開ですし。
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