↓動画はコチラ↓
作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童
発売:1977(昭和52)年6月10日 (当時17歳)
売上:4.4万枚(オリコン最高56位)
1977(昭和52)年6月に発売された荒木由美子さんのデビューシングルです。
●作家陣
作詞が阿木燿子さん、作詞が宇崎竜童さんという夫妻の手による作品で、竜童さんのバンド「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」の「港のヨーコ・ヨコハマヨコスカ」(1975.4.20発売。最高1位。78.8万枚)などのヒット曲や、翌年には山口百恵さんに提供した「横須賀ストーリー」(1976.6.21発売。最高1位。66.1万枚)など、すっかりヒットメーカーになったコンビの手による作品で、横須賀ストーリーの翌年にリリースされました。
●ホリプロタレント
荒木由美子さんというと、この後の「燃えろ!アタック」のようなスポ根ドラマの主人公として有名で、ホリプロ・タレントスカウトキャラバンの第1回の審査員特別賞を受賞してデビューしたといいます。(この時のグランプリが榊原郁恵さんでした)
デビュー当初は山口百恵さんのような路線を狙っていたのでしょうか?郁恵さんとは正反対といえますが、2枚目シングル「ヴァージン・ロード」までこのコンビによる作でした。
その後他の作家陣に変わりますが、1979(昭和54)年発売のシングルから3作は再びこの夫妻の手による作品がリリースされています。
●オリコン売上
オリコン最高56位に入り、4.4万枚を売上げました。
デビューシングルでこのような売上を記録したものの、以後の曲が100位圏内にランクインできず、7枚目の「ミステリアス・チャイルド」(1979.3.21発売。最高90位。0.7万枚)で約2年ぶりにランクインし、アイドル時代はこの2曲のみが100位以内に入りました。当時テレビ露出はドラマ以外でもそれなりにあり人気は高かったと感じましたが、その割にはレコードはあまり売れてなかったんだな、と感じます。
●ハードタッチ
このジャケ写もどこか山口百恵さんの路線が感じられ、ロックなイントロもハード路線で、後の「プレイバックPart2」をどことなく感じさせるものでした。
歌詞をサラッと眺めてみると、風来坊の恋愛ゲームという感じが窺えました。どこから来たかもどこへ行くともわからない、おやじもいないという一人っ子同士、あてのない寂しい二人が偶然ばったり出会って、それから先は??の部分を聴く者に考えさせるような、含みを残した感も窺えました。
イントロやアウトロ、Aメロでもバックでうねるエレキは竜童さんっぽさが強く感じられ、イントロのエレキスタートからのドラムが畳みかけて絡んでくるところがすごいカッコいいですね。これが70年代のサウンドかと!先を行き過ぎた感もありますが、後年聴き直すとやっぱりカッコいいとなります。
- 価格: 17460 円
- 楽天で詳細を見る