今日の1曲

古い曲に偏りますが1曲チョイスして綴ります。

今日の1曲 (270) 初恋/村下孝蔵(1983)

6月、昼が1年で一番長い時期を迎えた「今日の1曲」。

 

今日はこの曲!

 

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作詞/作曲:村下孝蔵

発売:1983(昭和58)年2月25日 (当時29歳)

売上:52.6万枚(オリコン最高3位) ※1983年度年間14位 

1983(昭和58)年2月に発売された、村下孝蔵さん4枚目のシングル曲です。

 

●代名詞的作品

村下孝蔵さんといえば、多くの人にとって真っ先に浮かぶのがこの曲だと思います。

この曲、または前作シングルの「ゆうこ」ぐらいでしょうか。

この2作のみが彼にとって10万枚以上売上げた作品となります。

個人的には、村下孝蔵さんという歌手を知った曲ですね。

 

村下孝蔵さん

先ほど「村下孝蔵さんを知った曲」と書きましたが、リアルで聴いた当時から、懐かしい雰囲気の曲、という印象でした。

村下さんは1980(昭和55)年5月に「月あかり」という曲でデビューしていますが、当時既に27歳になっており、それまでに実業団で水泳をやっていたり、色々な人生があったようです。

翌1981(昭和56)年1月リリースの2ndシングル「春雨」で初めてオリコン100位圏内に入り、最高58位でしたが13週100位圏内にランクインされ4.2万枚を売上げました。ゆったりとしたメロディーに割とハイテンションで歌い上げ、当時だと長渕剛さんにジャンル的に近いのかな、とこの曲を聴いてて感じました。フォークっぽくてちょっとポップ寄りな感じで。

3rdシングル「帰郷」は100位圏内に入らず、4枚目が「ゆうこ」(1982.4.21発売。最高23位。15.3万枚)で、この曲が成功をおさめた訳ですが、当時自分はこの曲は知らず、そんな有名な曲という感じではなかったように思いました、当時の小学生の感覚ですが。なので当時はこの「初恋」のあとに出てその余勢でちょっと売れた曲かな?とか思っていました。

 

●30歳のブレイク

この「初恋」のリリース日、1983年2月25日は村下さんが30歳の誕生日を迎える3日前でした。その後世間的にも多くに知られる事となるビッグヒットを記録しますが、30歳でのブレイクというところです。

ザ・ベストテン」にも出ていた覚えがあったのですが、ランクインは6週にわたってしていたものの、当時肝臓治療中で一度も出演する事はなかったそうで「そうだっけ?」となっています(笑)

この曲が売れた当時自分は中学生でしたが、同級生に村下というのがいて、案の定「こうぞう」とあだ名されていました。多分この時代に知り合わなかったら、彼もそんなあだ名はつけられなかったんじゃないか、と思います。

 

●淡い恋の歌

は世の中に沢山ありますが、その初恋の淡い恋心を歌った代表的な曲、といっても過言ではないと思います。

この曲は村下さんの作詞作曲ではありますが、この曲の特に詞ができる過程には、プロデューサーによるところも大きく、彼が初恋をしたころの想いを色々と語った事も、その歌詞づくりに繋がったといいます。

なんといっても、まず浮かぶのが

♪好きだよと言えずに初恋は~

のフレーズですね。あまりにも有名すぎます。

♪放課後の校庭を 走る君がいた

のフレーズには、淡い恋心を抱いたことのある人間なら誰しも持つ感情ではないか?と思ったものでした。

その歌声には定評があったという村下さんが歌うと、また説得力を感じてもしまいます。

 

そんな村下さんですが、1999(平成11)年に脳内出血で46歳の若さで亡くなってしまいます。

今日6月24日が命日で、ちょうど25年になります。

今生きておられたら、71歳。まだまだ歌っていてもおかしくないですね…。きっときれいな歌声は健在のまま、渋い歌唱で聴かせてくれるのでは…と想像してしまいます。

 

今日偶々、iーPodのシャッフルで聴いてたらこの曲が流れてきて、調べたら今日が命日だったとは…ですが、村下さんが天の上でもまだまだ伸びやかに歌っていることを願いつつ、この曲の記事を終わらせて頂きます。

 

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