5月18日、個人的に父の命日(すみません!)な「今日の1曲」。
今日はこの曲!
↓動画はコチラ↓
作詞:吉元由美/作曲:河合奈保子
発売:1988(昭和63)年3月1日 (当時24歳)
売上:1.8万枚(オリコン最高21位)
1988(昭和63)年3月に発売された河合奈保子さん29枚目のシングル曲です。
●自作曲第3弾アルバム先行シングル
1986(昭和61)年のアルバム「Scarlet」から、河合奈保子さん自らが作曲を担当するようになり、それまで作家の提供した楽曲を歌うアイドルから、自作曲を歌うアーティストへと変貌していきましたが、この3作目となるアルバム「Mamber's Only」の先行シングルとして発売された曲です。
タイトルからして悲しい曲と連想させますが、まさに別れの曲で、愛し合ったのは過去の事で、誰にも言えないけど振り返らない…、等の世界観をしっしりとしたバラードで聴かせてくれます。
河合奈保子さんのシングルは自作をするようになった「ハーフムーン・セレナーデ」(1986.11.26発売。最高6位。8.4万枚)からバラード路線が続き、この曲もその延長線上にあった感がありました。次の「Habour Light Memories」(1988.7.21発売。最高18位。2.5万枚)で久々にポップなシングルがリリースされる事となります。
●遂にTOP10から…
8作目シングル「愛をください」(1982.3.10発売。最高7位。17.7万枚)からこの曲の前作「十六夜物語」(1987.7.24発売。最高10位。5.7万枚)まで21作連続でオリコンTOP10入りを続けてきましたが、この曲は最高21位に終わり、この連続記録が途切れてしまい、以後TOP10入りした楽曲はありませんでした。
●ジャケ写
この曲が発売された当時、自分は高校2年生の終わり頃でしたが、学校から帰る途中の書店のCDコーナーでこの曲のCDを見たものでした。ちょうどレコードとの共存期でレコード版(写真はレコードのものですが)もありました。
ジャケット前面にある大量のバナナが印象的でしたが、このバナナが何を表現していたのかよく分かりませんでした(笑)
●歌詞から覚えたワード
当時高校生だったので、この曲の歌詞には知らないワードも結構あり、この曲を通して覚えた言葉が結構ありました。
・ワードローブ
Tシャツさえ、この隅で泣いてる というような詞があり、タンス?的なものと思ってはいましたが、まだ実家暮らしでクローゼットというものをろくに知らなかったので、この曲を通して知りました。
・ダイバーウォッチ
時計だろうなとは思っていましたが、そもそも当初「ダイバーウォッチ」とは聴こえず、正しくは ♪もうダイバーウオッチじゃないね ですが、♪問題がぁウォッチじゃないね と聴こえていました(笑) 意味も分からずただ耳で聞こえる言葉を愚直に受け取ってるだけでしたが、すごい聞き違いと改めて感じました。
実はこの記事を書くまで正確に知らなかった言葉ですが「キャビンを持たない小型船」の事です。
♪ディンギーで手を振る と歌詞にありますが、その前の歌詞が♪夏の入江を遠ざかっていく だから船なのですね。この後がサビの♪悲しい人は振り返れない と続くので、飛行機のタラップの手すりか何か?と勝手に思っていました(笑)
こうして抜き出してみると、カタカナ言葉の語彙力がなかったようですね当時の自分に(笑)
この曲で知った言葉以外に歌詞で印象的だったのは、
♪二度とは輝かぬと 思い出は知っているから
と同じメロディーの二番
♪誰にも言えぬ恋は 白い切符に預けるの
と、「ない」ではなく「ぬ」という文語体?になっている点でした。
他の箇所は
♪こんな出会いしかないかもしれない
♪今の二人なら恋にはならない
とあり、ここでの使い分けってなんだろうな?とよく思ったものでした。
詞的なハマり具合とか?語呂とか?そんなことなんでしょうかね…??
●奈保子のときめきトワイライト
当時24歳で、TVの歌番組などにはかつてのアイドル時代ほど盛んに出なくなっており、この曲を知った情報源は「ラジオ」でした。
当時、奈保子さんがパーソナリティーを務めていた「三菱ドライビングポップス・奈保子のときめきトワイライト」という、平日は5分ほど、日曜日は30分放送されていたラジオ番組で、平日は割と他のアーティストの楽曲をかけて終りみたいな感じで、日曜の30分版(Sunday Partyと称していました)で、この曲の事やアルバムの事など色々語っていて、個人的に思い入れの深い曲です。
▼河合奈保子さんの楽曲についての過去記事はコチラ↓
- 価格: 1680 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 2546 円
- 楽天で詳細を見る
↓収録アルバムはコチラ↓
- 価格: 871 円
- 楽天で詳細を見る